1703年、京都。仇討ちに燃える赤穂浪士たちの士気が高まる一方で、筆頭・大石内蔵助は焦っていた。47名という人数でもって吉良上野介を討つためには、なんとしてもこの士気を失わせたくはなかった。

 しかし、討ち入りには最大の関門があった。それは、仇である吉良邸の警備の厳重さである。吉良は当時「高家」という、最高の権威にあった。江戸幕府に特別に取り立てられていた吉良家は、数々の大名の中でも珍しく、屋敷が江戸城郭内にあったのである。
こうして仇討ちは果たされました。しかし、なにか不思議に思いませんか?あまりにも事がうまく行きすぎているのです。

 なぜ、吉良邸は絶妙なタイミングで、わざわざ江戸城郭内から移転したのでしょうか?吉良邸が移った先の本所はまさに「さあ討ち入ってくれ」と言わんばかりの立地です。これは、歴史学者にとって最大の謎でした。

実は、「忠臣蔵」の物語には、赤穂浪士の討ち入りを操った、ある黒幕がいたのです・・・

「忠臣蔵」に隠された不可解な謎

『劇とは、時代を映す鏡である』

佐藤健志は、劇作家という特異なキャリアを持つ鬼才の評論家である。その卓越した分析力を発揮し、鋭い洞察を世に与えてきた。氏の評論の秘密は「作劇術」にある。劇の本質とは、"現実に対し鏡を掲げること"という稀代の劇作家ウィリアム・シェイクスピアの思想を踏襲し、これまで数々の作品制作に携わってきた。精巧かつ緻密な現実分析をもとに氏が制作した劇は、その社会・時代の本質を見事にあぶり出す。22歳にして制作した戯曲「ブロークン・ジャパニーズ」では、文化庁舞台芸術創作奨励特別賞を受賞した(当時最年少記録)。

作劇によって培われた類稀なる分析力は、氏の評論にそのまま活かされ、他の評論家の追随を許さない。本質をえぐり出す氏の評論は、各界の識者にも多大な影響を与えている。実父は大平内閣、中曽根内閣でブレーンを務めた故・佐藤誠三郎であり、政治・経済にも明るい。

作家/評論家

佐藤健志

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第1章

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講義6 「自刃の真相」

講義7 「乃木将軍の世界的名声」

講義8 「乃木夫妻の殉死」

郭内にあった吉良邸のすぐ近くには北町奉行所がある。北町奉行は、司法、行政、裁判所、検察、警察、刑務所、消防などをつかさどる強力な武装機構であった。

さらに吉良邸の呉服橋門から八丁堀にかけては町奉行の与力、同心の住居屋敷が展開。その数は幕末には約7000人余りと言われ、治安警備関係者の根城となっていた。

赤穂浪士がいくら事前に準備しても、江戸城郭内の吉良邸への討ち入りなど決してできない。それは幕府警備機構の面目にかけて許されない。

 そんなとき、江戸から信じられないニュースが舞い込んだ。なんと吉良邸が隅田川を越えた倉庫街の本所へ“偶然”移転したというのである。倉庫街はいつの時代も薄暗くて人目がない。赤穂浪士にとってまさに絶好のタイミングであった。

 1703年7月、浅野内匠頭の切腹から耐え忍ぶこと1年半。ついに大石内蔵助は京都の円山会議で吉良討ち入りを宣した。その後、9月から10月にかけ47名の浪士たちは三々五々、江戸に潜入。

 そして1703年12月14日未明、赤穂浪士たちは吉良邸に討ち入り、ついに吉良上野介の首を取った・・・
世界中の人々は川の水を巡って争いを続けてきました。誰かが川から取水すれば、他の者の水量は確実に減ります。ある地区を洪水が襲えば、それ以外の地域は洪水から免れます。これは極めて単純な原則です。単純な原則だからこそ、世界中の川でこの原則は貫かれてきました。

 川筋では必ず優劣関係が形成されていきます。最も一般的で根強い優劣は、その川に先に住み着いたものの優先権でした。後から入り込んできた者は必ず劣位になります。優位の者は川の水を優先的に使い、洪水を受けないように対策を打つ。劣位の者は、取水したり治水工事をしたりするにも、優位者の了解がなければできない。優位な者はさらに豊かになり格差は広がっていく。この優劣関係は何十年間、何百年間も覆ることはありません。

矢作川を巡る争い

その優劣関係がこの矢作川でも厳然と存在していました。何百年間もの長い間、吉良家は矢作川の圧倒的な優位者だったのです。当然、吉良領地の直上流部で甘んじていた劣位者は吉良家を疎ましく、邪魔な存在だと思っていました。

 ・・・実は彼らの一族こそが、忠臣蔵の黒幕の正体です。劣位者として虐げられてきた彼らには、吉良家を潰したいと思う十分な動機がありました・・・
しかし、吉良家はそう簡単に潰せません。徳川幕府から「筆頭の高家」という特別な職を与えられており、屋敷は江戸城郭の中にありました。しかも吉良家は、征夷大将軍の任命に必要な、朝廷の許可を得るための大事な仲介役を務めるほどの権威でした。まさに隙のない吉良家・・・。
出典:矢作古川と矢作川「吉良の歴史」吉良町 
ところが1701年、江戸市中に衝撃が走りました。殿中、松の廊下で浅野内匠頭が吉良上野介に切りつけ負傷させたのです。高家に対して刃傷沙汰をした浅野家はお家取り潰し、浅野内匠頭は切腹という裁定が下されました。しかし、その後浅野家の家臣たち、赤穂浪士に不穏な動きがあるというニュースがもたらされました。

 これは吉良家を潰したい、かの一族にとっては千載一遇のチャンスでした。件の黒幕はこの期を捉え、赤穂浪士を手助けして利用することにしたのです・・・。

 彼らが仕組んだこと。それは、、、吉良邸の本所への移転でした。「筆頭の高家」とされている吉良邸移転を可能にするほどの権力者、、、そう、その正体こそが「徳川幕府」だったのです。

「忠臣蔵」の黒幕の正体

徳川家こそ、愛知県・矢作川の劣位者だったのです。優位者である吉良家が川を利用して、自分たちの農地だけをどんどん開拓して豊かになっていく中、、、徳川家は数百年もの間じっと指をくわえて見つめるしかありませんでした。

 ところが、途方も無いことがこの矢作川で起こってしまいました。矢作川の劣位者だった徳川家康が天下を取ってしまったのです。これで吉良家を潰せる、長年の雪辱を晴らせる。徳川家一族はそう思ったことでしょう。しかし、家康はそうしませんでした。

 圧倒的な強者になった家康は吉良家を完全に潰したくてもできませんでした。逆に家康は吉良家を「筆頭の高家」として特別な職で処遇しています。一体どういうことなのでしょうか・・・?

 1600年、関ヶ原の戦いで徳川家康は天下を取りました。ただしいくら武力で天下を抑えても朝廷の意がなければ征夷大将軍に任命されません。朝廷の意をどうやって引き出していくのか。その朝廷の意を引き出すことが家康にとって最重要事項となりました。・・・その朝廷に何百年も仕え、近しくしていた武家一族がいました。それこそが吉良家です。その吉良家が朝廷と徳川家の仲介をし、家康の望みを実現していくことになったのです。

 他の大名にとっては、吉良家は単なる名家で敬意を払っていればいいだけの存在でした。ところが、徳川家にとって吉良家は単に名家なだけではありませんでした。徳川家は、徳川家存続のために吉良家を必要としてしまったのです。江戸城内で、吉良家は朝廷の権威に寄り添う優位者となったのでした。

圧倒的な権力者になった徳川家は、吉良家に屈折した感情を抱くことになりました。矢作川での長年の劣等意識がそのまま江戸城に持ち込まれたのです。しかも、将軍が変わるたびに毎回吉良家が朝廷との仲介をしていました。権威の吉良家と権力の徳川家との厄介で複雑な関係は、2代将軍の秀忠、3代家光、4代家綱、5代綱吉と100年間も続いていきました。

 そんなとき、赤穂浪士に不穏な動きがあるというニュースが徳川幕府にもたらされました。

 「徳川幕府、いや徳川家にとって千載一遇のチャンスが巡ってきた。これを最大限に利用してあの吉良家を抹殺する。浅野が悪いのか、吉良が悪いのかはどうでも良い。ともかくあの矢作川で舐めてきた辛酸、江戸城内での100年間の屈辱を晴らす。もう二度と徳川家より上に立つ武家の存在を許さない。」

 吉良を討つという赤穂浪士への見えざる支援は当然の方針となりました。吉良邸の移転です。これまで手の出せなかった吉良家を白昼堂々と潰す口実を徳川幕府は手に入れたのでした・・・

矢作川の屈辱と江戸時代屈折の100年

まだあなたは、江戸幕府が赤穂浪士の討ち入りを手助けしたという事実は信じられないかもしれません。ですが興味深い話があります。

 赤穂浪士四十七士は吉良家討ち入りを果たした後、幕府により切腹を命ぜられ、遺体は東京・高輪の泉岳寺に葬られました。現在でも赤穂浪士の墓があり、祀られています。・・・その泉岳寺こそ、徳川家康が創立した江戸で唯一の寺なのです。

 「四十七士の討ち入りは、幕府の威信を損ない、天下の平穏を乱した。そのため、彼らは取り調べの後、全員切腹させられ、その日のうちに埋葬された。当時、四十七士は間違いなく重大な犯罪者たちであった。」

 世間の通説ではそのようになっています。しかし、その犯罪者が埋葬された寺こそが、家康が創立した寺だったのです。これは徳川幕府の積極的な同意があった何よりの証拠です。でなければわざわざ狭い泉岳寺に四十七士がまとまって埋葬されることなど考えられないでしょう・・・

赤穂浪士の遺体が眠る泉岳寺の真実

講義1「日本再生への障壁」なぜ、緊縮財政+グローバリズムの亡国路線にこだわるのか?

講義10「勝手になされた寛大な占領」元帥に日本を丸投げしたワシントン

講義11「"へそ"は朕の上にあり」日本人、マッカーサーの赤子(せきし)になる

講義9「日本人に支持されねばならぬ」マッカーサーの壮大な野心

講義18「日本を反共の防波堤にせよ」ワシントン、復興推進へと転換する

講義19「応急手当からリハビリへ」結果的に正しくなった日本人の思い込み

講義17「アメリカこそ面倒を見てくれる」完全無力化路線はなぜ歓迎されたか

講義30「富国弱兵のトリレンマ」1964年五輪と均衡財政の曲がり角

講義31「安保は終了できる、だが・・・」石油危機で破綻した55年体制の戦略

講義29「アメリカ化の推進は義務である」安保条約が真に取り決めたもの

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崩壊した富国強兵

敗戦は「国家への信頼」を奪った

第2章

戦後の原点は「貧国無兵」だ

寛大な占領と恐るべき錯覚

富国弱兵路線の成功

幸運にも得られた「ごまかしの繁栄」

第3章

改革路線と貧国化の道

没落を避けようとして没落した日本人

第4章

講座の受講料は?
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もしあなたが佐藤先生の「戦後ニッポンの正体vol.2 貧国弱兵のカラクリ」を受講すれば...戦後日本が繁栄した本当の理由、そして、平成日本の没落の必然性をハッキリと理解することができ、ほとんどの日本人がよくわかっていない、終戦から今に至る日本の歩みを、霧が晴れたように理解することができるでしょう。

それだけでなく...財務省が「国債不発行」と自慢している昭和20年から39年の期間、なぜ大規模なインフラ整備をすることができたのか?その秘密を知ることによって、緊縮財政=善という財務省が国民に植え付けている価値観をキレイにひっくり返すこともできます。

また、終戦後、つねに日本の背後に控えているアメリカの思惑を知れば…断片的にしか知らなかった知識の点と点がつながり、戦後日本の真の姿が浮き彫りになることでしょう

このように、戦後日本の繁栄と衰退を、様々な角度から分析し…歴史の授業では知ることのできなかった本質について解説した講座は、「貧国弱兵のカラクリ」のほかにありません。佐藤先生の作劇術を活かした、緻密かつ精巧な分析による知見を得られるのはこの講座のみです。

本講座を通して、多くの日本国民が、戦後日本の本質を見抜けるようになってほしい...表面的で薄っぺらい情報に振り回されず、自分の力で物事を判断できるようになってほしい...そんな思いで作成しています。


そして、一人でも多くの方に受講していただきたいので、講座の価格を24,800円(税抜)にしました。ですが、今お申し込みいただければ、期間限定価格19,800円(税抜)で注文いただくことができます。

本ページの公開は、3月24日(火)まで

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講義4「天皇陛下がお前の面倒を見る」徴兵制という有給の専門教育システム

著書/略歴

1966年(昭和41年)、東京生まれ。評論家、作家。東京大学教養学部卒業。

1989年、戯曲『ブロークン・ジャパニーズ』で文化庁舞台芸術創作奨励特別賞を受賞。22歳での受賞は最年少記録だった。
1990年、最初の単行本となる小説『チングー・韓国の友人』を刊行。同書は韓国でも翻訳されたうえ、NHK-FMでラジオドラマ化された。

1992年の『ゴジラとヤマトとぼくらの民主主義』いらい、作劇術の観点から時代や社会を分析する独自の評論活動を展開。2013年の『震災ゴジラ! 戦後は破局へと回帰する』、および2014年刊行予定の『リミックス増補版 夢見られた近代』は、この路線の最新作である。

1994年〜1995年、大蔵省(現・財務省)財政金融研究所の「21世紀の経済・社会システムを考える研究会」委員。
同研究会の議事録は、『21世紀日本のクオヴァディス』(上・下)として、朝日新聞社より1995年に刊行された。

2009年〜2011年にかけて、FMラジオ番組「SOUNDTRAX interzone」(サウンドトラックス・インターゾーン)で、台本・選曲・DJの三役を担当。
漫画原作、作詞も手がけ、2013年にはインターネットでダンス動画を配信している。

財務省は、なぜ緊縮財政至上主義なのか。

無論、省内が「緊縮財政に成功すれば出世する」という構造になっているためだが、ならばなぜ「緊縮の構造」は生まれたのか。大東亜戦争敗北時にまで遡り、正しい回答を見つけ出した人物こそが、 佐藤健志氏である。まさに、目から鱗が落ちる佐藤氏の言説に注目して欲しい。

経世論研究所所長

三橋貴明

各界著名人からの推薦の言葉

Recommendations

佐藤健志さんは常に、誰も到達できないほどの高みから俯瞰する視座からの極めて斬新、かつ、驚くほどに正鵠を射た評論をされます。

そんな佐藤さんの評論は、我が国の評論・言論空間全体においてとりわけ重大な意味を持ち続けています。そんな佐藤さんの講座にじっくりと参加することは、正しく物事を把握する上で極めて貴重な体験となることは間違いありません。

京都大学大学院工学研究科教授

藤井聡

「悪夢」のような民主党政権から安倍政権に代わって6年余。

第一次政権時に掲げた「戦後レジーム(体制)からの脱却」はどこへ行ったのか。安保法制、構造改革、入管法改定…果して日本は真の独立回復に向かっているか。

保守を自任する政治勢力が自主独立を叫ぶほどに対米従属の度が増し、日本の伝統的価値観が損なわれていくのはなぜか。日本の「保革」構造はどうなっているのか――。

佐藤健志さんは、日本が根底に抱える矛盾や逆説を解き明かし、「物事のあるべき筋道」を提示してくれます。佐藤さんの語りによって、右であれ左であれ、戦後の日本が直視しないできたこと、問題の永遠の先送りとでもいうべき実態に、是非気づいてほしいと思います。

産経新聞「正論」元編集長

上島嘉郎

佐藤健志氏は、故西部邁先生が主催していたオピニオン誌『表現者』の常連執筆者であり、当時編集長をしていた私も佐藤氏の毎回の熱気溢れる、そして鋭い論理と逆説の文体に感銘を受けた。

真の保守思想に求められるのは、西洋近代思想を十分に受容したうえでの日本人のオリジナルな思想と文体である。佐藤氏には、それを展開する教養と文体力が備わっている。大いに期待せずにはいられない。

文芸評論家/関東学院大学文学部教授

富岡幸一郎

『オトナのための思考の絶叫マシン』

佐藤健志さんが操る日本最速のジェットコースターは左右の枠を超え縦横無尽に飛ばしまくる。カーブきつめの強制落下。 極限まで脳ミソを揺さぶられた後に、誰もが見つけ出すことになるのは、体感を伴った真実。

私は体験しました!衝撃と興奮でじっとしていられなくなる思考の絶叫マシンを!マンネリ化して久しい既存の言論に飽きたあなたにこそ心からおすすめします。

歌手/チャンネル桜キャスター

saya

講義12「甘い占領とアメリカ万歳」GHQによる洗脳は必要だったか?

講義20「占領政策が厳しくなった!」方針転換が正反対に受け止められた理由

講義21「超緊縮でも景気は活性化する」朝鮮特需がもたらした幸運すぎるシナリオ

講義22「おいしい対米従属」アメリカを〈後見人〉にした富国弱兵路線

講義23「55年体制の2つのズル」平和主義も財政均衡路線も、否定しつつ肯定された

講義24「〈ズルの三位一体〉とは何か」国を挙げて無自覚を決め込んだ構造

講義32「いつわりの路線転換」甘えから脱却して対米従属を強化せよ!

①本当の日本が分かる

②視点がガラリと変わる

③点と点がつながる

鬼才の評論家・佐藤健志独自の視点から日本を見ると、他の評論家の分析では見えてこなかった「本当の日本」が見えてきます。戦後の日本は曖昧にしか理解されていませんが、氏の緻密かつ精巧な分析によってそのモヤがスッキリと取り除かれます。

「作劇術」を活用した佐藤健志独自の分析を学ぶと、今までと視点が変わり、見える世界がガラリと変わることでしょう。なぜ保守が売国行為を行うのか?なぜ財務省は日本を貧国化させるのか?といった漠然とした疑問も全て解決します。

このシリーズを学ぶと、今までよりも視座が高くなり、これまでに学んできた知識の点と点がつながります。なんとなく吸収してきた知識が一気に繋がり始めるため、物事の理解が加速度的に進みます。勉強熱心なあなたにぴったりです。

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右が愛国、左が反日というウソ

右翼・左翼とは何なのか?

大東亜戦争を泥沼化させた左翼の大罪

幕末以降の日本の正体

戦後日本のジレンマ

「対米従属か自立か」歪み始める左右対立

平成の総左翼体制

日本を売る保守とお花畑なリベラルの跋扈

講義5「軍隊と茶碗12杯の銀シャリ」兵役は本当に辛いだけだったのか?

講義6「教育勅語という社会契約」左翼の批判も、保守の擁護もナンセンス

講義7「勝ち目なしなら降伏しろ!」戦争の悲劇は最後の1年に集中している

講義8「やらずぶったくりの日本政府」玉音放送のシビアな現実認識

講義13「理想化される貧国無兵」政府を見限った国民は平和主義を信奉した

講義14「日本政府など信用するな!」憲法前文と財政法第4条の真意

講義15「財政法第5条のトンデモ結論」均衡財政期こそ破綻のリスクが高かった!

講義16「平和のために貧困に耐えろ」大蔵官僚・平井平治の告白

講義25「兵器から余剰農産物まで」独立回復直後に始まる対米従属の経路化

講義26「もはや戦後ではない」若者が暴れるのは復興が進んだ証拠

講義27「安保改定を骨抜きにしたもの」保守と左翼、平和主義のもとで馴れ合う!

講義28「私は落日を見たと思った」対米自立という幻の太陽

講義33「日米同盟と市場原理」改革路線は〈やらずぶったくり〉の正当化である

講義34「『日本の自殺』が論じたこと」歴史的視野を欠いた福祉国家批判

講義35「経路化される改革路線」1980年代の繁栄が引き起こした錯覚

講義36「平成の没落は必然だ」ふたたび失われた対米自立のチャンス

講義37「貧国弱兵をめぐる佐藤健志の法則」弱く貧しく自立せず、それが日本の生きる道?

講義38「日本再生の条件とは」戦後の繁栄は〈手違いとごまかし〉の産物だった

劇の本質とは、現実に対し鏡を掲げることだ

「劇の本質とは、現実に対し鏡を掲げることだ」と稀代の劇作家ウィリアム・シェイクスピアは言いました。

現代ではさまざまな知識が本やネットで手に入ります。しかし、そのどんな知識よりも、まず、物事を正しく見るための認識枠組みを手に入れることが重要ではないでしょうか。どれだけ知識や情報を吸収しても、それを正しく認識しなければ意味がないからです。

「時代・社会を映し出す鏡」として劇の制作に携わってきた佐藤先生は、社会・世界を正しく分析するプロです。そんな佐藤先生の講座を受講すれば、正しい認識枠組みがインストールされ、今まで学んできた知識の点と点がつながり、見える世界がガラリと変わることでしょう。

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お客様の声をご紹介します

「パズルの最後の1ピース」

By 山田順一様

ここ7,8年歴史の勉強をしてきて今ひとつ納得できなかった部分が、佐藤先生のお話で、パズルの最後の1ピースが入ったように解消しました。歴史の勉強は今の自分を知ること、と言われます。

なぜ日本人は、鬼畜米英から簡単に親米へ180度変わったのか、なぜ高度成長できたのか、バブルとは何だったのか、なぜぬるま湯から脱出できないのか、等など実に良く理解できました。改めて手元の歴史書をめくってみましたが、佐藤先生のように人間の心に中にズバリと入っていくようなものはありませんでした。佐藤先生の感性の賜と思います。次回が楽しみです!!!

「現近代に於ける日本人の『有様』を良く認識できました!」

By 細木秀信様

1947年能登の山間集落で生まれ育ち、首都圏で働き、今は地元にリターンしている者です。今回、佐藤先生の講座を受けていますが、自分の人生を『立体的に振り返る』ことが出来、佐藤先生の分析に感銘を受けています。最終回も大いに期待しています。

「逆境に強い日本人」

By DAI様

自民党結成当時、日本の自立が最重点課題だったように認識してましたが、岸信介氏は、さぞかし草葉の陰で歯軋りしてるかと思います。脅威的な戦後の復興やバブル景気は、アメリカの援助があったとはいえ、「脅威的な」経済発展を遂げたのは、日本人の勤勉さによるものが大きかったと思います。

さて、国会議員や官僚の皆さんは、一般国民よりも頭が良く、情報量も多いでしょうし、大多数は日本民族の特徴である真面目な人でしょうから、外圧で出来なかったと考えるのが自然かなと思います。その外圧を取り除けるのは、強い政府か真実を知った一般国民のどちらかだと思います。まだ知られざる真実をご提供ください。

「貧困弱兵のカラクリ編の聴講後感想」

By 石渡名澄様

何故、日本人の大多数が、世界汎用の通念と言って良い「富国強兵」の概念を忌避し、排除するに至ったか?を的確にして明解に説明して下さったと思います。

上述の経緯の概要は、主因として、1)米国の手違い(占領担当者の個人的思惑、及び米・ソ対立)及び 2)戦後日本の施政(思い違い、誤解そして湖塗、更に偶発的特需の発生)にまとめられるが、特に日本人が、サイパン敗北以後全面降伏に至る過程に対して深刻な国家不信を抱いたことの影響が大きいとの指摘は正鵠を得ていると思います。

結果的に、上述の如き状況は、日本人が富国強兵的通念・常識を取り戻す事を妨害した、との指摘は納得ができます。と同時に、日本人の思考方式の短所も影響している
可能性も否定できないのではないか?とも感じています。