『劇とは、時代を映す鏡である』

佐藤健志は、劇作家という特異なキャリアを持つ鬼才の評論家である。その卓越した分析力を発揮し、鋭い洞察を世に与えてきた。氏の評論の秘密は「作劇術」にある。“世界は舞台、人は役者”という大劇作家ウィリアム・シェイクスピアの思想を踏襲、精力的な活動を続けてきた。22歳で執筆した戯曲『ブロークン・ジャパニーズ』は、〈言語と人間〉をモチーフに、中国が日本を圧倒しつつある現状を予見したかのような内容になっている。同作品は1989年、文化庁舞台芸術創作奨励特別賞を最年少(当時)で受賞。

作劇によって培われた類稀なる分析力は、氏の評論にそのまま活かされ、他の評論家の追随を許さない。一般的な評論家が「政治」「経済」「歴史」など特定の1つの分野から物事を分析するのに対し、佐藤氏は「社会は、いくつもの要素が網の目のように絡まり合って成り立つ」という前提のもと、常に多角的な視点をもって世の本質をあぶり出してた。その本質をえぐり出す評論は、各界から評価され、現代日本の知を代表すると評された大蔵省(現・財務省)財政金融研究所の「21世紀の経済・社会システムを考える研究会」の委員も務めた経験がある。

作家/評論家

佐藤健志

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『自滅的改革が支持されるメカニズム』

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合計:10時間超

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あなたは不思議に思ったことはありませんか?

なぜ正しい情報を持ってしても「国の借金問題」や「グローバリズム」や「構造改革」を止めることができないのか。実は、ヒトの間違った考えを修正する上では、「正しい情報」を提示するだけでは十分ではありません。ヒトの認知機能は、しばしばバイアスによって歪んでしまうからです。

して、ヒトの認知を定める重要な役割を担うのが「神話」です。突拍子もないように聞こえますが、世の中を見渡すと、そこら中に「神話」が溢れており、「神話」によって日々の思考・行動が決められていることに気がつくでしょう。

世界の人口の約33%を占めるキリスト教徒は、「聖書」に書かれた「神話」によって繋がっています。紀元前1776年ごろ、何十万もの古代バビロニア人をまとめあげた「ハンムラビ法典」も一種の「神話」ですし、北米大陸にあったイギリス植民地の人々が連帯し、アメリカ合衆国をつくりあげる際にも、「独立宣言」という神話が重大な役割を果たしました。

わが国の皇室も、「日本神話」、つまり「古事記」や「日本書紀」の物語を基盤としています。日本国の象徴であり、日本国民統合の象徴である天皇は、高天原(たかまがはら)の天照大神に遠くつながっているのです。

幼い頃に読み聞かせられる「おとぎ話」も、「世界とはどういうものか」「人はどう生きるべきか」を分かりやすく描き出している点で、神話としての機能を果たします。

また、臨床社会学では、人は誰でも自分自身についてのストーリー、つまり「自己物語」を持っていることが知られています。「私はこういう人間だ、私の家族はこういう人々だ」と、自分で定義しているわけですが、この物語を「ドミナントストーリー」と呼び、これを基準にする形で、日々の思考・行動が決められてゆくのです。

れらの神話は「事実」と関係なく、人々の意識を支配するという特徴を持ちます。

これこそが、正しい情報を持ってしても、間違った思想を改めることができないメカニズムなのです。不適切な物語、有害な神話が人々の意識を支配している時、間違った思想が世の中を席巻するのです。

は、いかにして世の中を正しい方向へ導くべきなのか?その答えも「神話」にあります。つまり、人々の意識を支配する「有害な神話」を「有益な神話」に書き換えることが解決策となるのです。

「そんなことが可能なのか?」と思われるかもしれません。答えは「可能」です。

講座では、アメリカの神話学者、ジョセフ・キャンベルの古典的名著『千の顔を持つ英雄』を題材に、なぜ日本社会で自滅的な改革に歯止めがかからなくなっているのかを緻密に分析していきます。

『千の顔を持つ英雄』は、世界中の神話・民話に登場する英雄たちの冒険を比較・分析することで、そこに普遍的な基本構造があると解き明かし、人間の心の深層、無意識の世界観に迫った本です。(世界的に大ヒットした『スター・ウォーズ』は、本書籍にインスピレーションを受けて制作されたことは有名な話です)

『千の顔をもつ英雄』を踏まえれば、「人を魅了する神話の構造とは何か?」「どのよう にすれば魅力的な神話を創ることができるのか?」といったことを学び取れるのです。

かし、佐藤氏は単に神話の分析だけをするわけではありません。

まず、日本の現実をめぐる直接的な議論があります。過去30年にわたる衰退の実情をデータで検証したうえ、自滅的なまでに弊害の多い構造改革がなぜ支持されつづけるのか、従来の解釈では説明できないことを示します。

また、社会改革のあり方をめぐる理論的な考察もあります。改革が広く支持されるまでにはどんな段階があるのか、改革の成功と失敗はどのように決まるのか、これらをめぐる分析が提示されるのです。

さらに、歴史の大事件が持つ神話的な性格の解明もなされます。イエス・キリストの生涯、フランス革命やロシア革命の顛末、ヒトラーの栄光と破滅、そのどれもが神話と結びついているのです。

そして、神話に基づく人生観や社会観も論じられます。「今までの自分を捨てねば先に進めない」「善か悪かという分け方は幻にすぎない」「今日の英雄も明日は暴君になる」など、われわれの根本に関わる話が展開されます。

これらすべてが、「自滅的な改革がなぜ支持されるのか」「どうやったら日本再生が可能になるのか」という中心のテーマと、多面的に結びついているのです。

しかも、ひとつひとつの講義の長さは十数分。そう長いものではありませんが、視聴を続けるうちに、あなたはかつてない視点を身につけ、日本の置かれた現実を根源的に理解できるようになるでしょう。

ぜ国民に正しい情報が広まらないのか。

々はどんな神話を信じて生きているのか。

を没落させるような神話が、どうして信じられるようになったのか。

しい神話に移行するためには、何が必要なのか。

未来への道がここにあります。

※全68講義 合計10時間超

著書/略歴

1966年(昭和41年)、東京生まれ。評論家、作家。東京大学教養学部卒業。

1989年、戯曲『ブロークン・ジャパニーズ』で文化庁舞台芸術創作奨励特別賞を受賞。22歳での受賞は最年少記録だった。
1990年、最初の単行本となる小説『チングー・韓国の友人』を刊行。同書は韓国でも翻訳されたうえ、NHK-FMでラジオドラマ化された。

1992年の『ゴジラとヤマトとぼくらの民主主義』いらい、作劇術の観点から時代や社会を分析する独自の評論活動を展開。2013年の『震災ゴジラ! 戦後は破局へと回帰する』、および2014年刊行予定の『リミックス増補版 夢見られた近代』は、この路線の最新作である。

1994年〜1995年、大蔵省(現・財務省)財政金融研究所の「21世紀の経済・社会システムを考える研究会」委員。
同研究会の議事録は、『21世紀日本のクオヴァディス』(上・下)として、朝日新聞社より1995年に刊行された。

2009年〜2011年にかけて、FMラジオ番組「SOUNDTRAX interzone」(サウンドトラックス・インターゾーン)で、台本・選曲・DJの三役を担当。
漫画原作、作詞も手がけ、2013年にはインターネットでダンス動画を配信している。

財務省は、なぜ緊縮財政至上主義なのか。

無論、省内が「緊縮財政に成功すれば出世する」という構造になっているためだが、ならばなぜ「緊縮の構造」は生まれたのか。大東亜戦争敗北時にまで遡り、正しい回答を見つけ出した人物こそが、 佐藤健志氏である。まさに、目から鱗が落ちる佐藤氏の言説に注目して欲しい。

経世論研究所所長

三橋貴明

各界著名人からの推薦の言葉

Recommendations

佐藤健志さんは常に、誰も到達できないほどの高みから俯瞰する視座からの極めて斬新、かつ、驚くほどに正鵠を射た評論をされます。

そんな佐藤さんの評論は、我が国の評論・言論空間全体においてとりわけ重大な意味を持ち続けています。そんな佐藤さんの講座にじっくりと参加することは、正しく物事を把握する上で極めて貴重な体験となることは間違いありません。

京都大学大学院工学研究科教授

藤井聡

「悪夢」のような民主党政権から安倍政権に代わって6年余。

第一次政権時に掲げた「戦後レジーム(体制)からの脱却」はどこへ行ったのか。安保法制、構造改革、入管法改定…果して日本は真の独立回復に向かっているか。

保守を自任する政治勢力が自主独立を叫ぶほどに対米従属の度が増し、日本の伝統的価値観が損なわれていくのはなぜか。日本の「保革」構造はどうなっているのか――。

佐藤健志さんは、日本が根底に抱える矛盾や逆説を解き明かし、「物事のあるべき筋道」を提示してくれます。佐藤さんの語りによって、右であれ左であれ、戦後の日本が直視しないできたこと、問題の永遠の先送りとでもいうべき実態に、是非気づいてほしいと思います。

産経新聞「正論」元編集長

上島嘉郎

佐藤健志氏は、故西部邁先生が主催していたオピニオン誌『表現者』の常連執筆者であり、当時編集長をしていた私も佐藤氏の毎回の熱気溢れる、そして鋭い論理と逆説の文体に感銘を受けた。

真の保守思想に求められるのは、西洋近代思想を十分に受容したうえでの日本人のオリジナルな思想と文体である。佐藤氏には、それを展開する教養と文体力が備わっている。大いに期待せずにはいられない。

文芸評論家/関東学院大学文学部教授

富岡幸一郎

『オトナのための思考の絶叫マシン』

佐藤健志さんが操る日本最速のジェットコースターは左右の枠を超え縦横無尽に飛ばしまくる。カーブきつめの強制落下。 極限まで脳ミソを揺さぶられた後に、誰もが見つけ出すことになるのは、体感を伴った真実。

私は体験しました!衝撃と興奮でじっとしていられなくなる思考の絶叫マシンを!マンネリ化して久しい既存の言論に飽きたあなたにこそ心からおすすめします。

歌手/チャンネル桜キャスター

saya

  このページは全ての方に向けて作られたものではありません。

「知的体力」に自信のある方のみ、続きをお読みください...

『佐藤健志のニッポン崩壊の研究』の特長

①問題の本質が浮き彫りに

②視点がガラリと変わる

③点と点がつながる

鬼才の評論家・佐藤健志独自の視点から日本を見ると、他の評論家の分析では見えてこなかった「日本が抱える問題の本質」が見えてきます。例えば、なぜ正しい情報を持ってしても世の中の間違った思想を改めることができないのか、その根底には「有害な神話」があることを突き止めます。

「作劇術」を活用した佐藤健志独自の分析を学ぶと、見える世界がガラリと変わることでしょう。氏の分野を横断する分析により「政治」「経済」「歴史」といった単一の分析からは見えてこなかった世界が目の前に広がるはずです。

このシリーズを学ぶと、今までよりも視座が高くなり、これまでに学んできた知識の点と点がつながります。なんとなく吸収してきた知識が一気に繋がり始めるため、物事の理解が加速度的に進みます。勉強熱心なあなたにぴったりです。

講座の受講料は?

率直に言って、この講座の内容は非常に高度です。

世の評論家が1つの分野のみから分析を行うのに対し、佐藤健志氏は「政治」「経済」「歴史」「文化」「言語」といった幅広い分野を横断した分析を行っています。特に今回の肝は「神話論」です。今まで見えてこなかったような新しい発見が得られる一方、その内容を完璧に理解するのには、時間的にも労力的にも負荷がかかるでしょう。

ゆえに、ふだんから意欲的に学んでいる方、政治・経済・歴史などの背景知識を持っている方、人一倍、知的好奇心の強い方にのみオススメします。

もしあなたが上記のタイプにあてはまるのなら、この上ない知的刺激に満ちた時間が待っていることをお約束します。

そんな『佐藤健志のニッポン崩壊の研究』「自滅的改革が支持されるメカニズム〜日本人を惑わす『贖罪と統合』の罠」ですが、その高度かつ濃密な内容、そして10時間を優に超えるという重厚さを鑑み...通常価格を9万9,800円(税抜)(109,780円(税込))とさせていただきました。


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もちろん、返金にあたっては、あなたが困るような質問は一切しません。講座提供後1ヶ月以内にカスタマーサポート(購入後の自動返信メールに連絡先記載)で「解約します」とご連絡をいただけければ、最短2~3営業日(つまり、土日、祝日以外)で返金処理させていただきます。

知識への投資は常に

最高の利息がついてくる

アメリカ建国の父ベンジャミン・フランクリンが言う通り...、知識への投資は常に最高の利息がついてきます。

車や時計やブランド品はいつしかボロボロになってしまいますが、あなたが身につけた知識はずっと失われることがありません。

新たに得た知識が、今までの知識と結合・融合して、年月とともに芳醇の度合いを高めてくれる美酒のように、時代や世界への理解を、後に慣ればなるほど深めてくれるのです。まさに一生モノの投資と言えます。

ぜひ、あなたの納得のいく選択をしてください。

「萌え」が「鬼畜」と並走する!

〜自国を礼賛しながら破壊する日本人

講義1

日本をリセットしてアメリカの州にしよう

〜政治家たちの驚くべき未来ビジョン

講義2

データで読み解く没落の現実

〜成長は止まり、国際的地位も下落した

講義3

格差拡大と政府サービスの劣化

〜インフラは整備されず、公務員は減らされる

講義4

構造改革は惨憺(さんたん)たる成果をあげた

〜機能不全に陥る企業や官庁

講義5

自滅的な路線がなぜ支持されるのか?

〜経路依存やアメリカの圧力では説明できない

講義6

財務省をめぐる不都合な真実

〜緊縮の牙城は権限縮小によって生まれた

講義7

アメリカにNOと言いながら一体化せよ!

〜繁栄の絶頂で語られたリセット思想

講義8

1993年の「消費税10%」構想

〜小沢一郎と安倍晋三の接点なき接点

講義9

改革幻想は突如として根づいた

30年前、日本人に何が起きたのか

講義10

ジャパニーズ・ドリームが意味するもの

〜現実の弊害に影響を受けない理由

講義11

改革路線の正体は神話である

〜無意識から来る変革の呼びかけ

講義12

物理的現実と神話的現実

〜生き方の手本としてのおとぎ話

講義13

理性だけでは無意識に勝てない

〜MMTは正しいが緊縮否定には不十分だ

講義14

神話には神話で立ち向かえ!

〜構造改革路線を脱却する方法論

講義15

現実の根底にある初期設定

〜経路化をもたらすプログラムとは

講義16

新たな神話は初期設定を変える

〜「無意識の論理」という切り札 

講義17

社会変革の4つの段階

〜願望から生まれた神話が、理論化され経路となる

講義18

神話は政治的な側面を持つ

〜「巨大な生命」としてのボディ・ポリティック

講義19

ナポレオンに宿った謎の信念

世界そのものに支えられた英雄 

講義20

日常の壁を突き抜けろ!

〜変革の旅路は偶然から始まる 

講義21

無意識は頼もしいが危険なもの

〜英雄も自滅のリスクをはらむ

講義22

今までの自分を捨てねば先に進めない

〜世界の中心に入り込む条件 

講義23

変革のための「死と再生」体験

〜初期設定をつくりかえるパラドックス

講義24

最大の問題は内面にひそむ

〜「大いなる母」は美しくも醜い

講義25

アトーンメントこそ成功への鍵

〜勝利の瞬間に罪滅ぼしが必要な理由 

講義26

自分も敵、敵も自分

〜スター・ウォーズに見る英雄の悟り 

講義27

「善か悪か」は幻にすぎない

〜すべては根本において一つである

講義28

剣を捨てるのが剣の最高境地

〜天下統一のためのアトーンメント

講義29

権力から権威へ、権威から仁徳へ

〜倒すのも倒されるのも同じこと

講義30

神話を現実にあてはめる

〜世の中を良い方向に変えてゆく叡智(えいち)

講義32

われわれはみな生命力の媒体だ

〜根源的なエネルギーと一体化せよ

講義31

英雄の悟りは理解されるか

〜日常に帰還する際のジレンマ

講義33

新たなアトーンメントの必要性

〜理念は実践によって裏切られる

講義34

天照大神を引っ張り出せ!

〜日本神話が持つ世界的価値

講義35

神々の世界と人間の世界

〜悟りは活かせる、だが形骸化は避けられない

講義36

凡人の中にも英雄がひそむ

〜変革を達成する最後のハードル

講義37

強化される社会の生命力

〜野心を捨てたときに全てがうまく行く

講義38

世界の運命に見る円環構造

〜「大きな心」から「小さなエゴ」へ

講義39

人間と世界はどう対応するか

〜英雄がもたらす破壊的創造

講義40

暴君を倒した者が暴君になる

〜「自分も敵、敵も自分」のダークサイド

講義41

新自由主義とダース・ベイダー

〜円環構造は英雄の人生にも見られる

講義42

神話を構成する三つのサイクル

〜現代の社会に求められる変革とは

講義43

資本主義は成功によって滅びる

〜経済学と「英雄の旅路」

講義44

保守と変革を調和させよ

〜社会を真に変えるのは凡人たちだ

講義45

英雄を崇拝の対象にすべからず

〜堕落の危険とショック・ドクトリン

講義46

改革成功の最も根本的な条件

〜アトーメントはなされたか、その対象は何か

講義47

ルイ16世、旅路に出るも大失敗!

〜神話で読み解く歴史の大事件(2)

講義49

キリストの意志はローマが受け継いだ

〜神話で読み解く歴史の大事件(1)

講義48

フランス革命はなぜ暴走したか

〜神話的現実と物理的現実の混同

講義50

レーニンは英雄もどきの敗者だ

〜神話で読み解く歴史の大事件(3)

講義51

ヒトラーの夢見た勝利と滅亡

〜神話で読み解く歴史の大事件(4)

講義52

サーファーとしての改革勢力

〜「変革願望の波立ち」がなければ何も始まらない

講義53

社会の生命力は強化されたか?

〜歴史が支える意識と無意識のバランス

講義54

戦後史を神話的視点からとらえる

〜最初の10年は「神々と怪物の時代」だった

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「人間の時代」としての高度成長期

日本人が国の衰退を恐れた理由

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改革路線という世直し神話

〜ファンタジーに取り憑かれた学者たち

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戦後日本へのアトーンメントはできない

〜タテマエに殉じてもダメ、ホンネに殉じてもダメ

講義58

真になされるべきだった改革とは

〜世界観にひそむ問題をビジュアル化する

講義59

日本を真の姿に戻して死ぬのだ!

〜三島由紀夫の致命的ジレンマ

講義60

アメリカと一体化するというウルトラC

〜「日本消滅こそ日本復活」のパラドックス

講義61

戦後日本の初期設定に従い、日本そのものを否定する

〜対米アトーンメント型改革の特徴

講義62

なぜ誰も自滅に反対できないのか

〜日本が抱え込んだ回復不能の病

講義63

自滅的改革が神話化した経緯

〜決定打は昭和天皇の崩御だった

講義64

NOと言えない日本への改造

〜構造改革のたどった「英雄の旅路」

講義65

見よ、この最高境地!

〜与野党が手を取り合って進めた消費増税

講義66

改革の神話そのものにアトーンメントせよ

〜自滅への流れは2010年代に加速した

講義67

亡国が爽快に思えるとき

〜「萌え」と「鬼畜」の行き着く果て

講義68

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未公開シーン集もプレゼント

本講座はボリュームたっぷりで、講義の流れをスッキリさせるためにやむを得ずカットした部分が所々あります。しかし、話としては面白く、参考になる点が多いため...『未公開シーン集』として別途お届けすることにしました。第1章では「1989年から1993年までの時代の変化」「民主党が下野後にたどった運命と、2020年野党合流のドタバタ」、第2章では「ピーター・ブルックの演出論に見る『改革』の本質」、第3章では「ラストエンペラーの撮影裏話」「シェイクスピア作品に見る意識の重層構造」、第4章では「『日本の自殺』とノストラダムス」といった内容を追加でお届けします。

※制作の都合上、5月中旬のお届けを予定しております。提供時期は前後する場合がございます。あらかじめご了承ください。

※5月中旬提供予定