1970年、東北大学工学部土木工学科修士課程修了後、建設省(現国土交通省)に入省。以来、主にダム・河川事業を担当し、日本で唯一ダムを3つ造るなど、日本各地の地形を熟知している地形のプロフェッショナル。2002年に国土交通省を退官し、現在は首都大東京客員教授、東北大学非常勤講師及び日本水フォーラム事務局長を務める。社会資本整備の論客として活躍する一方、地形・気象・下部構造(インフラ)の視点から日本と世界の文明を論じ、その新しさと説得力で注目を集める。
首都大学東京客員教授及び
日本水フォーラム事務局長
竹村公太郎
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第1回「導入:地形で生きる日本人〜過去から未来へ」
戦国大名が憧れた上町台地〜「毛利、長宗我部、島津」西国大名を一点で制覇する沼地
桓武天皇 vs 淀川の三大支流〜桂川、宇治川、木津川が襲った2度の遷都の悪夢
坂上田村麻呂と赤髪の士〜清水寺の絵が語る、凶暴民族を成敗する征夷大将軍の真の姿
歴史学者が絶対に語らない比叡山延暦寺焼き討ちの真の理由〜新幹線と戦慄する織田信長
国立極地研究所が発見したオンザロックと縄文海進〜地球温暖化とCO2は無関係か?
湿地帯に文明を作った唯一の国〜広重が描いたタンチョウヅルと江戸の凄さ
歴史というのは、ただ文献から読み解くだけでなく、本来もっと実証的に検証していく必要がある学問です。
これまで、竹村先生ほど地形に精通しながら、日本の歴史を検証したことのある人は一人もいませんでした。しかし、よく考えてみれば、人間の生活が地形や気象に左右されるのは当然の話です。水のないところで農業は発展しませんし、ぬかるんだ場所で車は発達しません。土地が持つ特性は、歴史を紐解く上で重要なファクターになります。まさに土木技術や測量など、様々な技術が発展したことで可能になった、新しい歴史学と言えます。
この講座で伝えていることは、どれも聞いたことない話ばかりで驚きの連続となるでしょう。それは、竹村先生がこれまでの歴史学者が使ったことのない手法を初めて歴史解釈に適用したからです。講義では歴史を振り返る際、必ず最初に当時の地形を考えます。そのため今の視点からは見えてこない、当時の人々の頭の中を覗くことができます。
この手法を使うことで織田信長や徳川家康の考えていたこともよくわかり、それと同時に今の日本の発展が彼らの命がけのチャレンジの上に形成されていることを知ることができます。
三橋さんは以前、自身のメルマガで竹村先生について以下のように評価しています。
竹村先生は、元・国土交通省の官僚ですが、「地形」から歴史を紐解くという独自の切り口が非常に斬新、かつ面白く、三橋は以前からファンでした。
(中略)
歴史学者は、歴史を「人間」を中心に語ります。人間の言動、コミュニケーション、対立が歴史を動かすと「見る」のです。
無論、歴史家のソースが歴史書である以上、そうならざるを得ないのは分かります。
とはいえ、人間はそれ以上に「環境」に左右される生き物なのです。日本国民は「デフレ」という環境の下で、成長する意欲、消費・投資を拡大する魂を失ってしまいました。この「歴史」は、あくまで環境がもたらしたものです。
あるいは、現在の日本の雇用が改善しているのは、少子高齢化による生産年齢人口比率の低下によるものです。人口構造の変化という環境には、誰も抗うことができません。わが国の人手不足は、100%の確率で深刻化します(それで、いいのですが)。
※『「新」経世済民新聞メルマガ』より抜粋
歴史は人によって動いてきたのではない、「環境」で動いてきたのだと三橋さんは言います。 「経済」という「環境」で世の中の動きを紐解く三橋さんだからこそ、竹村先生の「地形」という観点に共感されているのではないでしょうか?
このような歴史講座を売ると、少なからずの方から「商売なのか」と言われる事があります。答えはもちろん商売です。と言うよりもあえて「ビジネスにしています」なぜか?理由は簡単です。どのような事も慈善活動では社会に大きなインパクトを与える事はできないからです。いま社会を動かしているのは明らかに経済であり、つまり主体は商売、ビジネスです。
「慈善活動では何も変わりません」
ビジネスにする事によって優秀な人材を集めることができ、さまざまな広告をして世の中に一気に広 げることができるとわれわれは信じています。そしてそこで生まれた利益をより事業の拡大に投資できます。例えば講座を無料で提供することもできると思いますが、そのようなものは一過性であっと言う間に忘れ去られるでしょう。それに、竹村先生の長年の研究に対して失礼であると思います。ビジネスにする事によって、竹村先生の活動を今後も支え持続的にこういった知識の啓蒙活動を続けることができます。それがわれわれの信念です。
竹村先生は、これまで、河川事業や公共事業の専門家や大学教授を相手に講義を行ったことはありますが、一般向けに講義を行ったことはほとんどありません。ここだけでしか聞けない竹村先生の歴史講座の価格は24,800円(税別)です。
オンライン講座なので、スグに全てダウンロードできますし、iPadやiPhoneなどで通勤中に見る事もできます。いつでも、どこでも、自分の都合の良い時間に何度でも見ることができます。
また、30日間の返金保証期間がついていますので、もしあなたの期待と違ったという場合は、お申し込みから30日間なら、たとえ全講義を見終わった後でも、電話一本、メール一本でキャンセルする事ができます。なので安心して試してもらうことができます。
今、一流の人ほど歴史を学んでいるといいます。彼らは、過去の出来事が現在までつながっていること、歴史の知識を今に活かせることを知っているからです。
こんな逸話があります。織田信長はそれまでに日本人の統一された価値観である“土地至上主義”を改めることで不景気からの脱却を成し遂げました。それまでの価値観とは、
「土地を大事にする気持ちは鎌倉時代から貫かれてきた。人びとにとって一番大事なのは土地である。したがって一坪の土地でも大事にしたい。一坪の土地でも奪おうとする者とは命懸けで戦う。」
というもの。これが、「一所懸命の思想」です。一所というのは土地のことであり、懸命というのはその土地に命を懸けるということを表しています。
信長は、「これ(一所懸命の価値観)をそのままにしておくと、狭い国土の日本では限界が来る」と考えました。そのためには、「日本人の価値観の大変革」が必要です。
では、かれは土地の代わりに何を持ってきたのか。それは「文化」です。どういうことか?信長は国民生活に必要な「衣・食・住」の各面に、文化性を持たせました。「住」でいえば、家の建築方法が変わり、設計・材木の吟味・雅趣の付与・調度品の選定などが、いままでとガラリと変わりました。「食」は特権階級の高級料理が、今でいうファミリーレストランで庶民も食べられるようになりました。「衣」はデザイン・染色・織り方などが文化化しました。
このように「衣・食・住」のあらゆる面に文化的な付加価値を付けて、それを経済成長のエンジンにしたのです。それによって、いまでいえば、「雇用の創出 ・国民の新たなニーズ(需要)の発生・拡大 ・国民の消費増大」をもたらしたのです。
この逸話はまさに現代にも活かせるアイデアではないでしょうか?確かに歴史を知ったからと言ってすぐに何かできるようになるとか、何か得するということはないかもしれません。ですが、歴史の知識は必ずあなたの血となり骨となります。歴史観とは「人生観」です。ぜひ地形で紐解かれる真実の歴史を知ってあなたの人生をより豊かにしてください。
そして今なら特典として、「GHQが消した日本の英雄 - 乃木稀典」をお楽しみ頂けます。通常は非売品ですので、ご購入して頂くことはできません。しかし、今だけ特別に、歴史講座「幕末・明治維新・日清日露戦争」をご購入頂いた方に差し上げます。合計1時間43分の動画となっており、その気になる内容は...
講義1 「近代日本の夜明けと乃木希典」
講義2 「西郷隆盛 vs. 乃木稀典」
講義3 「放蕩・ドイツ留学・日清戦争」
講義4 「日露戦争」
講義5 「武士道・水師営・学習院」
講義6 「自刃の真相」
講義7 「乃木将軍の世界的名声」
講義8 「乃木夫妻の殉死」
信長の本願寺11年戦争〜上町台地、淀川、大和川が解く大阪の鉄壁の地形
第2回「国土の誕生:湿地を征服した日本人〜富を求め」
徳川家康の「流域」封建制〜江戸時代が平和になり得た革命の新ルール
日本人の湿地攻略〜アジア諸国が諦めた中、日本人だけが勝てたワケ
ヤマタノオロチを制覇した江戸人の根性〜日本の99.9%の堤防は江戸時代にできたもの?
外国侵略が一度もなかった日本人の最大の敵〜なぜ日本人の共同体意識は強いのか?
戦国大名、武田信玄が生んだ日本のシンボル〜祭り・神社・凧を使った治水戦略の秘密
江戸を日本一にした家康の大工事〜利根川の本流は銚子?東京湾?
「戦国、麻雀、ゼロサムゲーム」〜秀吉による太閤検地が規定した日本の富
番組スタッフを困らせた竹村公太郎の一言〜2015年鬼怒川決壊の真犯人は家康だった?
ペットボトルと小貝川〜千葉、茨城の下流の住民が400年間苦しみ続けるワケ
第3回「日本の首都・東京の誕生:江戸はいかにして造られたか?」
関東に幽閉された家康の夢〜6000年前の縄文海進が解き明かす当時の江戸の風景
江戸城とサン・マロ湾の修道院〜塩水、汽水域、不毛の地…国土プランナー家康の復讐劇
大化の改新から続く地形の利〜「国府台」を「こうのだい」と読むワケとは?
徳川家康とヒトラー〜400年前に造り上げた軍事的アウトバーンの姿
日本人が知るべき関東平野の水路制圧戦略〜佃島の魚屋さんが徳川家直参の海軍?
昭和の田植えは胸まで浸かった?〜洪水、銚子、乾田化…日本一の穀倉地帯・関東平野の秘密
室町・戦国の250年で禿山と化した関西の山々〜野洲、山科、比叡山が木々を失った理由
4万の軍勢と不足する江戸の飲み水〜今も残る地名が明かす江戸庶民の生命維持戦略
「浅草は江戸の安全の要である」〜なぜ隅田堤は桜の名所となったか?
幕府の重鎮 vs 明暦の大火災〜世界でも珍しい、名君・保科正之の江戸城不再建宣言
第4回「江戸の謎:忠臣蔵とは何だったのか?」
「紀伊・尾張・井伊」新宿通りを見張る徳川御三家〜エリートが麹町警察署に集結するワケ
日本一の警備を潜り抜けた16人の赤穂浪士〜なぜ江戸の密偵は見抜けなかったのか?
赤穂四十七士と江戸幕府の癒着〜忠臣蔵のシナリオは全て幕府の画策だった?
赤穂浪士の吉良家大虐殺〜鎖帷子、鉄の面、長い槍…北斎の絵が語るテロの裏側
「家康、泉岳寺、首洗い井戸」四十七士の血の物語〜「忠臣蔵」は殿様への忠誠心か?裏切りか?
吉良町吉良家 vs 岡崎町徳川家〜愛知・矢作川の確執が生んだ忠臣蔵のクライマックス
忠臣蔵の謎を紐解く第一の鍵:半蔵門〜なぜ江戸時代の古地図は城を逆さに描いたか?
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