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39,800円(税込: 43,780円)

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林千勝の新講座

「藤原道長の子孫・近衛文麿」藤原家と皇室との切っても切れない関係性

講義1

<第1章>


近衛文麿が夢見た敗戦革命の始まり
1000年越しの藤原家の野望

「近衛文麿がパリ講和会議で受けた2つの衝撃」誤解された近衛の真の人物像

講義2

講義3

「菅総理と近衛文麿の共通点」近衛はいかにして国際金融資本家に取り込まれたのか

「近衛文麿はなぜヒトラーに憧れたのか?」水面下で行われた日本共産化計画の全貌

講義4

いわゆる「東京裁判史観」によって戦前の日本は「悪しき侵略国家」というレッテル貼りをされ続けてきましたが、自虐史観を取り払い、一次資料や客観的な事実を元に「日米戦争」について丁寧に紐解いていくと、あの戦争は日本vsアメリカのような単純な構造ではなく、その裏に戦争のシナリオを書いた「支配者」存在が見え隠れしていたのです。それは一体誰なのか?そしてなぜ戦争を起こす必要があったのか?この講座では私たち日本人が今まで決して知ることが許されなかった日米戦争の真実について解き明かしていきます。

国際金融資本から読み解く日米戦争の真実vol.3

歴史教科書が教えない

「近衛文麿の大日本帝国滅亡計画」

戦争に導いた7人の日本人スパイの正体

『歴史とは川の流れのようである』

近現代史研究家

林千勝

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私たちのカスタマーサポートチームは91%のお客様から4つ星以上、そのうち81%が最高の5つ星の評価を頂いています。
まずは1ヶ月間、ご自身の目で確かめてみてください。そして万一、あなたの期待と違ったという場合は、ご購入から1ヶ月までならたとえ全て見終わった後でも、メール一本で注文をキャンセルする事ができ代金は100%返ってきます。なので安心して試してもらうことができるでしょう。
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講座の3つの違い

100%完全返金保証

客観的な事実をもとに語るため、曖昧さや矛盾がない
思いこみや曖昧さを排除し、データや客観的な証拠をもと話すため、説得力のある内容となっています。歴史学者の書いた書籍のほとんどは、自虐史観に染まったものか、もしくはたぶんこうだろう・・という思い込みに沿った筋書きであることが多いです。ですが、林千勝氏は、一次資料や現地レポートを元に歴史の通説の矛盾点をあげ、間違った資料や間違った解釈を読者にわかりやすく解説しています。そのため、今までのように何となく納得できず、モヤモヤするということはなくなるでしょう。
今までと違った視点で歴史を振り返ることができる

日米戦争について書かれている多くの書籍が焚書され、真実を知る術が極めて困難になりました。ですが近年はフーバーの回顧録など、戦後の自虐史観からのみ先の戦争を語るのではなく、より客観的な視点から語る論者も増えてきましたが、逆に戦前の日本を根拠なく手放しに賛美するような言説も増えてきています。この講座ではそのような客観的な視点が乏しいありふれた内容ではなく、林千勝氏が発掘した一次資料を踏まえて、今まで誰も語って来なかった日米戦争の真実を解説しています。この講座を見ることで、今までとは全く違う視点で歴史を見ることができるようになり、「世界を動かす力学」が明確に理解できるようになるでしょう。

これまで何気なく信じてきたものがものの見事に打ち砕かれる

私たちが今まで当たり前のように信じてきたことが、見事に覆される内容となっています。まるで推理小説で探偵が数々の証拠から犯人の嘘を暴き、真実を突き止めるように、誰が嘘つきでどんな意図を持ってそれを行なっているのか?歴史学者がついてきた嘘を次々と暴いていきます。講座を見はじめたら最後、夜更かししてまで見続けてしまうような、見ていて気持ちが良い内容となっています。

林千勝氏はなぜ一次資料を元に歴史を研究し始めたのか

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講座の受講料は?


ちょっと考えてみてほしいのですが...

英語や旧字体で書かれた文献を、それが書かれた背景と照らし合わせながら真実を追求し、さらに大学の書庫に埋まった貴重な資料を発掘し、古い紙を傷つけないように丁寧に丁寧に1つ1つ書かれた内容を精査する。またロスチャイルド邸など海外の貴重な資料が眠る場所を直接訪問し、その目で歴史の真実を探求する。個人でそれを行おうとすると果てしない労力がかかります...

この講座では、林千勝氏があなたの代わりに、一連のリサーチ・分析を行ってくれていると考えてください。 正直に言うと、どの書籍を読んでも事実誤認を起こしている主張は多く、また高い授業料を払って受講する大学の講義でも、このような視点から歴史を読み解く講義を受けることはできません。

つまり、それほど価値のある希少な内容ということです。

しかし、一人でも多くの人に、本当の歴史を知ってほしい。深い教養を身につけ、日本がより豊かになるような判断をしていってほしい。

そんな思いから、講座の価格を39,800円(税込: 43,780円)にしました。 

歴史は川の流れです。
橋の上に立って足元の水の渦巻きがどうだとか、色が少しどうだとか、流れが少し変わったとかいうことだけを見ていても何も分からないのです。
ですから、今回のシリーズというのは皆さんと一緒にこの200年間を、あるいは戦後の75年間を一緒に川の流れとして見ていくという価値があるのではないかなというふうに考えています。特に近現代史で言えば、日本も含めて世界の歴史というのは200年前に1つの源流があると考えられるのです。
この川の流れを理解せずに、例えば「総裁選で候補が誰だ」とか、「突然党員投票がなくなったからどうしてだろう?」とか、個々の細かい政策の違いとかを論じて、そういうことのテレビ番組を見るのに時間を費やしても全く無駄です。
この流れを見ていると、世界がどこへ向かっているのか?そのようなことが非常に分かりやすくなるのです。

15年間で
192万3302人以上が利用
私たちのグループでは2021.04時点、過去15年間で累計192万3302人のお客様に、このような商品サービスを提供してきました。あなたが初めてではありません。ですから安心して試していただけると思います。

この講座は販売するにあたって1ヶ月間の100%完全返金保証をつけることにしました。実際にいくらいい商品だと言っても、本当に値段にあったものなのかどうか、判断しようがないと思うのは当然です。そのため、お客様にとって最も良いのは、まず手にとって視聴していただくことだと考えました。そこで、1人でも多くの方に安心していただくため、「100%完全返金保証」をつけることにしました。

講座提供日から1ヶ月間は、講座を全て見たあとであっても、思ったものと違うと感じたら、いつでもキャンセルすることができ、代金を全額お返しします。もちろん罪悪感のようなものを感じていただく必要はありません。つまり、あなたには、豊富な知識を手に入れ、世の中を見る視点を180度変えることができるか、もしくは100%全額を返金してもらうか、この2つのうちのどちらかしかありません。まったくのノーリスクです。


このような講座を売っていると、少なからず「商売なのか」と言う声をもらいます… 答えは、もちろん商売です。というよりもあえて「ビジネスにしています」 なぜか? 理由は簡単です。どのようなことであっても、慈善活動では社会に大きなインパクトを与える事はできないからです。
例えば、ノーベル賞を受賞した日本人の方々も、国からの資金なしでは世の中のためになる研究を続けることはできません。資金があるからこそ優秀な研究員を雇い、うまくいくか分からないことに投資をし続けることができます。(しかし、現在は国の緊縮財政による研究資金の不足により、今後十数年もすれば、ノーベル賞を受賞する日本人はいなくなるのではないかとも言われています。)

このように真実を追求する活動には、ある程度の資金が必要になってきます。資金を寄付やスポンサーに頼る選択肢もありますが、そうすると、大企業に忖度する大手メディアと同じく都合の悪い情報を隠すことになってしまうかもしれません。仮に慈善活動のみで活動しようとすると、真実を広めるためには途方もない時間がかかってしまいます。だから私たちは敢えて活動をビジネスにしています。そうすることで他よりも優秀な人材を集めることができます。さらに、得た利益を講座の開発・広告投資に回すことで、世の中へ最高の知識を持続的に広めることができるそう、われわれは信じています。

また、講座を有料にすることは、実は受け取る側にとってもメリットがあります。学ぶ姿勢が大きく変わるからです。あなたも経験がおありだと思いますが、無料で読めるニュース記事や、YouTubeの動画はサラっと読み飛ばしますが、身銭を切って購入した本やセミナーは、元を取ろうと必死で読み込むのではないでしょうか?
学びの本気度が全く違うので、情報の吸収力。それを活かす力も段違いになります。「知識への投資は常に最高の利息がついてくる。」そうアメリカ建国の父:ベンジャミン・フランクリンが言うように、車やスーツ、時計などの消耗品を買うのとは違い、払った以上のリターンを着実に得ることができるでしょう…
結局のところ、限りある時間の中で、どれだけ密度の濃い時間を過ごせるかどうか。自ら身銭を切って、いろんな情報を吸収しているあなたなら、きっとお分かりいただけると思います…

なぜ無料で提供しないのか?

過去の日本人の意思を受け継ぐ日本の主人公として


第40代天皇の天武天皇はこう述べています。
「正しい帝紀を選んで記し、旧辞をよく検討して偽りを削除し、正しいものを定めて後世に伝えようと思う。」

このように、過去の天皇陛下が正しいことを後世に広めたいと仰っていたにも関わらず、戦後の歴史学者は権威や定説にすがり、「正史が間違っている、自分の意見が正しい」などと根拠を示すことなく語っており、時には悪意を持って日本を貶めるような「嘘」を広めてきました。嘘に基づく反日教育で多くの子供達の精神は蝕まれており、もしかしたらあなたも「日本人としての誇りと魂」を削り取られてきた犠牲者の中の一人かもしれません。

そのため、まず私たちにできることは、「日本の運命を握る主人公として」長年にわたって歴史学者が垂れ流してきた「嘘」を見破り、真実を知ることから始めることではないでしょうか。日本人の履歴書とも言える歴史を正しく知るようになれば、それだけで自尊心と誇りがみなぎるようになるはずです。
今のまま嘘で塗り固められた歴史を信じて生きていくのか、
それとも、この機会を活かして、歴史の真実を知り、日本に蓄積し、腐敗、悪臭を放つ嘘を真実に置き換え、嘘を浄化し、正気を取り戻し、日本の主人公としての自覚を取り戻すのかはあなた次第です。とはいえ、今回ご案内している商品は誰もが手を出せる安い価格だとは思っていません。なので一度試して頂いてから判断して頂ければと思います。そして満足頂けなければ、返金保証をご活用ください。
今のままでいるのか、真実を知るのか・・どちらの道も、選択するのはあなたです。ぜひ、あなたにとって、最良の選択をしてください。ここまで見てくださりありがとうございました。あなたのご参加をお待ちしております。
日本政府の不可解な決断と
戦争誘発した卑劣なメディア戦略
日本を敗戦に導いた裏切り者の正体

国際金融資本から読み解く日米戦争の真実vol.3

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推薦の言葉

三橋貴明

経世論研究所所長

「林千勝先生は近代史分野の三橋貴明と思っています。
歴史分野では、自分の想像を元に語る人が多いのですが、林先生は想像とかは一切なく、全て一次資料を元に
真実を追求している点を尊敬しています。
大東亜戦争において日本には「勝利への道」があった。と、聞いても信じられない方がほとんどでしょう。とはいえ、事実です。
勝利への道は「イギリスと戦い、アメリカとは戦わない」こと。実際に、日本政府や陸軍はこの基本路線に沿って戦争準備をしていました。
それを「粉砕」してしまったのが、1941年12月8日の、真珠湾先制攻撃でした。
なぜ、そのような事態に至ったのか。
裏には、国際金融資本や共産主義者の企み、さらには藤原一族の末裔である「ある男」の野心と野望があったのです。
一次資料に基づき、歴史の真実を解き明かした「林千勝」先生の講座を是非、ご視聴ください。

上島嘉郎

産経新聞「正論」元編集長

<真の敵、真の己を知るために>

林千勝さんの歴史研究は、真摯に事実を発掘することによって、戦後の「通説」に果敢に風穴を開けようと挑んだものです。いわゆる「東京裁判史観」は戦前の日本を「悪しき侵略国家」と断罪しました。故江藤淳は戦後の「閉された言語空間」の実相を明らかにしましたが、〝私たちの歴史〟は今も「悪かったのは日本」という「通説」の前に扉を閉ざされ、歪められたままです。軍(とくに陸軍)が暴走し、民主主義を蹂躙し無謀な戦争に国民を引きずり込んだ...という「通説」は、そこに潜む真実の数々を覆い隠します。この先の百戦に備え、「敵を知り己を知る」ために、林さんの研究(歴史講座)に是非接していただきたいと思います。

「支那事変と朝日新聞関係者の影」なぜ近衛内閣には朝日出身者が多いのか?

講義5

<第2章>

支那事変の扇動と反日革命児の暗躍
〜こじ開けられた大東亜戦争へ向かう扉

「支那事変と内閣書記官長・風見章の謀略」戦争誘発した卑劣なメディア戦略

講義6

講義7

「日本で暗躍する国際金融資本の代理人」白洲次郎、松本重治、風見章...反日日本人の真意とは

「太平洋会議の裏側」ソ連のスパイ尾崎秀実はなぜ国共合作を予知できたのか?

講義8

「ソ連共産党をモデルとした第二次近衛内閣」日本を敗戦させるための伏線とは?

講義9

「ハメられた松岡洋右とロスチャイルド系クーン・ローブ商会の影」偽りの日米和平交渉を行った理由

講義10

<第3章>

近衛文麿による敗戦革命の成功と挫折
なぜ国際金融資本は近衛に戦争の罪を押しつけたのか?

「日露戦争を望む陸軍と拒絶する近衛文麿」勝機のあったソ連との戦争を拒否した魂胆

講義11

講義12

「東京裁判で隠蔽された近衛上奏文」歴史教科書の常識を転換させるその内容とは?

「裏切り者認定された近衛文麿」朝日新聞が急に近衛を戦犯扱いし始めた理由

講義13

「戦犯とされた近衛の最後の抵抗」GHQにとって近衛の東京裁判出廷が不都合な理由

講義14

「疑問の残る近衛文麿の自殺」自殺した書斎の隣で息を潜めていた2人の人物の正体

講義15

<第4章>

有耶無耶にされた近衛自殺の真相と次なる操り人形
歴史の教科書が言わない戦後日本の政治構造

「吉田茂政権と国際金融資本の影」彼が戦後日米体制の指揮を任された真の理由

講義16

講義17

「戦後左翼のリーダー・風見章」彼はなぜソ連、中国、北朝鮮の英雄になったのか?

真珠湾攻撃によって世界大戦の火蓋が切られてから、79年が経ちましたが、 今でもあの戦争は、日本にとって「無謀な戦争だった」と言われつづけています。 そして開戦の決断をした軍部は「愚かだった」と繰り返し、貶められつづけています。ですがなぜそのように言われているのでしょうか?
それは、「勝つ可能性のない米国と戦争をしたから」です。ですが、米国と戦争をせざるを得ない状況に至るまでに、「2つの歴史的な運命の分かれ道」があったことをご存知でしょうか。 この運命の分かれ道で2回とも間違った道を選択してしまったからこそ、日本は米国と戦争をせざるを得ない状況に陥ってしまったのです。 

この2つの運命の分かれ道とは「日中戦争」と「南進の決定(南へ行って石油を取りに行くこと)」です。 日中戦争によって、「日本は支那大陸を侵略する悪い国だから倒さなければいけない」という欧米諸国が日本と戦争をする大義名分をつくってしまいました。 これがなければ、全面的に日本と戦争をすることはできなかったはずです。 そして、南進したことにより、米国と衝突してしまい、世界大戦まで発展してしまいました。
まさにこの2つの出来事は、運命の分かれ道と言えるでしょう。 ですが、この2つの歴史的出来事には、不可解な点が多く存在していました。 そして、この不可解な点こそが「日米戦争の真実」を読み解くための重要な鍵なのです。

日本政府の2つの不可解な決断

~なぜ日米戦争への扉を開く選択肢を取ったのか

日中戦争のきっかけは、盧溝橋事件と言われていますが、これは偶発的かつ小規模な軍事衝突事件でした。 そして、4日後には日中間で停戦協定が結ばれていました。つまり、現地の日本軍も国民党軍もこれ以上戦争をする気はなかったのです。 ですが、あなたもご存知の通り、この小規模な軍事衝突を皮切りに大規模かつ泥沼の戦争に発展してしまったのです。 なぜ、お互いに戦争する気がないのに、全面戦争へと向かってしまったのでしょうか?

<日中戦争の不可解な点>

<南進決定の不可解な点>

「米国に石油を止められ、仕方なく南進した」南進した理由として、よくこのようなことが言われていますが、そもそも南進をするまでもなく、 ソ連を攻めていれば、勝機は十分にあったのです。例えば英国首相のチャーチルや、ウェデマイヤー米国将軍は、自身の回顧録にて 「日本が勝者となれる唯一のチャンスは独ソ戦勃発時にソ連を攻撃し、ドイツと組んで挟み撃ちにすること」
このように述べていました。 そして、ドイツとソ連の戦争が始まった時、松岡洋右外相は、「ソ連へ攻め入り、ドイツと共にソ連を東西から挟み撃ちにするべし」と天皇陛下に上奏しており、 陸軍省と参謀本部との間で51万人を対ソ連戦のために新たに動員する協議がまとまり、天皇陛下の裁可もおりていました。 なのになぜ、ソ連を攻めることなく、日本は南へ向かったのでしょうか?

このように歴史的な分かれ道と言えるこの2つの出来事で、日本は本来進むべきシナリオとは違う、選ぶべきではない選択肢を選んでしまい、 結果的に米国との全面戦争に陥ってしまったのです。
ですが、ここで疑問に思いませんか?
なぜ、日本はこのような誤った選択肢を選んでしまったのでしょうか?
実は、当時でも、このような不可解な日本政府の決定に対して、多くの疑問の声があがっていました。 その疑問は陸軍の真崎甚三郎の日記に集約されていると言えるでしょう。彼の日記には、このように書かれていました。 「盧溝橋では暗夜に銃声が起きたということで直ちに拡大し、今回の張鼓峰の場合、(満洲をソ連が爆撃した事件)は、わが領土を大爆撃されてもこれに応戦しないことに憤慨した」 彼がこのように述べているように、日本政府は明らかに矛盾することを行なっているのです。 この不可解な問題は、従来のような日本vs米国という単純な構造だけでは、理解することはできません。 今まで歴史研究を行う際、語られることのなかった「第3の視点」こそがこの矛盾した日本の行動を、そして日米戦争の真実を解き明かすために必要なことなのです。 つまり日本の陸軍が暴走したという従来から言われている見解や、米国大統領のルーズベルトが日本に戦争を仕掛けたという近年言われている見解だけでは、解き明かすことができないのです。 では、「第3の視点」とは何なのか?
それは、日本の政局を動かすことができる日本の上層部に実は裏切り者がいたという視点です。
この「裏切り者」の存在に焦点を当てることで、今まで見えて来なかった真実がきれいに見えてくるのです。

<日本政府内の裏切り者>

日本敗戦のために画策した近衛政権

裏切り者の正体、それは当時の内閣総理大臣であった近衛文麿、そして近衛内閣上層部の連中です。 ですがいきなりこんなことを言われても、にわかに信じられないと思うかもしれません。 ですが、近衛内閣は、日本を救うためでなく、むしろ日本を戦争に向かわせるような言動を繰り返していたのです。
日中戦争、日本の南進をそれぞれ取り上げて近衛文麿はどのような画策を行なったのか?を解き明かしていきます。

さらに厄介なことに、近衛文麿は当時のNHKの総裁であり、近衛内閣の今でいう官房長官である風見章は、元朝日新聞の幹部でした。 つまり、メディアは彼らの意向に歯向かうことはできないのです。 そのため、朝日新聞をはじめとする有力各紙は、近衛と風見からの世論統一の協力要請にこたえて、華々しく「強硬論」を展開して世論を煽ります。 そして、このメディアの発表を聞いた日本側の現地の軍幹部や支那の国民党側の人々を仰天させました。 それもそのはずです。停戦協定を結んで終わった戦争を蒸し返されたのですから。

<近衛が炎上させた日中戦争>

先で述べたとおり、盧溝橋事件はたったの4日で停戦協定を結んでいたただの小競り合いであり、すでに終わった事件でした。 ですが、近衛文麿は国民党への報復の決定と決意を高らかに謳いあげたのです。 そして、政界や財界に対して発表する前に、メディアに対して支那大陸を攻める決意表明をしたのです。 政界や財界に情報共有をせず、メディアに発表するなど常識から逸脱していますが、まさにそれが近衛の狙いでした。

これは非常に危険だと思い、参謀本部第一部長である石原莞爾(いしはらかんじ)少将や、多田参謀本部次長は和平に持っていきたいと近衛に直談判しました。 ですが、近衛はこのような軍部の反対を押し切り、支那大陸を攻めることを強行したのです。

メディアによって、支那への報復という空気が作られたことで、もう後戻りはできなくなりました。そしてやる必要のなかった泥沼の日中戦争が始まってしまうのです。このように言うと、近衛を悪者にするための都合の良い事実だけを集めたのではないかと考えるかもしれません。 ですが、近衛政権のNo2であり、日中戦争を煽った風見章は、自身が書き残した風見章日記にてこのように言っているのです。 「『こういうふうに画策したのは陸軍ではないか』という説もあるけれど、そうではない。自分が近衛文麿と図ってこれを画策した」 このように、本人自ら日中戦争を画策したと告白しているのです。

<ソ連との戦争を回避し、南進を決定した近衛内閣>

上で述べたように、1941年にドイツとソ連の戦争が始まり、松岡洋右外相は、ドイツをソ連を挟み撃ちすべく準備をしており、天皇陛下もその作戦を受け入れていました。 この時ソ連と戦っていれば、日本が勝つ可能性はあったにもかかわらず、近衛はこれを阻止しようと画策したのです。 例えば、ソ連戦を決定するための大本営政府連絡会議を急遽中止、またその後の会議でも決定をせずダラダラと引き伸ばしました。 この会議にて松岡洋右外相や及川海相は「南進すれば米国と戦争になるからやるべきではない。ソ連と戦うべきだ」と述べたにもかかわらず、 近衛はそのような意見を受け入れず、さらにこのような混乱の最中、近衛内閣を総辞職したのです。 そして、総辞職からわずか2日後に松岡洋右を内閣から追放し、第三次近衛内閣を成立させたのです。 これはまさに目の上のタンコブである松岡洋右を外すための内閣総辞職だと言えるのではないでしょうか。 その後、近衛は後にあの真珠湾攻撃をほぼ独断で決定した海軍のトップである永野修身の「南進論」を全面的に支持し、日本は南進に踏み出してしまうのです。 その決定から1ヶ月もしないうちに米国からの石油輸入禁止が発表され、米国との全面戦争に向かわざるを得ない状況に追い込まれてしまったのです。

新たな視点から見る日米戦争の真実

ここまでの話を聞いてあなたはどう思いましたか? 「近衛文麿は裏切り者だった」という視点を持って、日米開戦に至るまでの国内情勢を見ると、 「合理性を欠いた陸軍が暴走して、無謀な戦争に突っ込んでいった」という私たちが教えられた歴史は、あまりに実態とかけ離れた妄説であることがおわかりいただけたのではないでしょうか? 近衛には大きな野望がありました。そのためには300万人の日本人の命を犠牲にして、日本を負けさせる必要があったのです。 つまり、日米戦争は軍部の暴走ではなく、利己的な狂った指導者のせいで始まってしまったのです。 そしてその裏には、近衛を操った大きな勢力の存在が見え隠れしていたのです。

でも、なぜ我々はこのようなことを教わってきていないのでしょうか? それは、このようなことが公にされてしまうと、日本の軍部が暴走したという東京裁判史観が崩れ去ってしまうからです。 愚かだったのは、気高い精神を持った私たちの先人ではなく、ごく一部の狂った日本人だったというのは、戦後の自虐史観を植え付けるためには非常に都合が悪かったのです。

このような、「裏切り者の存在」という今までとは違った視点を持って歴史を見ることで、私たちが教えられなかった真実が浮かび上がってくるのです。 一次資料という客観的な資料を元に、日米戦争を読み解くと、確かに裏切り者の存在が見え隠れしています。 ですが、それと同時に私たちの先人は、決して暴走して戦争に突っ込んだのではない、 気高い精神を持った日本人は、日本を守るために必死で戦ったというのもまた事実なのです。 私たちの先人がやってきた事を後世に継承していくためにも、まず正しい歴史認識を取り戻し、それを語り継いでいく必要があると思いませんか? もし、あなたが少しでもその考えに賛同してくれるならと思い、 近現代史研究家の林千勝氏と共同で制作したのが、

国際金融資本から読み解く日米戦争の真実vol.3

 「歴史教科書が教えない近衛文麿の大日本帝国滅亡計画 」です。

ですが、ここでもう1つ大きな謎が浮かび上がってきます。 近衛文麿という一人の人物によって、日本の運命は大きく変わってしまいましたが、 人類の歴史に残る大きな戦争がたった1人の利己的な人物の存在によって引き起こされたと考えるのは、短絡的すぎるように思えないでしょうか?これまで述べてきた「裏切り者」という視点から日米開戦前の日本の情勢を見ると、戦後、近衛の周りでは不可解なことがいくつも起きているのです。例えばこのようなことです。

・近衛は戦犯とされたのに、なぜ日中戦争を煽った風見章や南進を支持した内閣総理大臣秘書官である牛場友彦は戦犯とされなかったのか?

・近衛は青酸カリを飲んで自殺したとされるが、毒による死にしてはあまりにも不可解な点が多いのか?

・近衛が自殺した書斎の隣で息を潜めていた2人の人物の正体とは?

<残されたもう1つの謎>

抹消された「近衛上奏文」に書かれた真実

実は近衛文麿は、戦後、自分が戦犯として裁かれないように、後に「近衛上奏文」と呼ばれる文書を昭和天皇の元に上奏していました。そして、この「近衛上奏文」には驚くべきことが書かれていたのです。

「私は、〇〇にだまされて支那事変に突入して拡大させてしまった。今の戦争は〇〇が策謀したからこういう状況(日本が敗戦間近)になっている。」

このような東京裁判史観とは全く違う内容が書かれていたのです。(国立国会図書館にてほぼ全文を読むことができます)

近衛文麿が騙されていただけの被害者だというのは、戦後、戦争の責任を追及されないようについた嘘である可能性が高いでしょう。近衛は明確に「ある勢力」と共に日本敗戦のために画策していました。ですが、とりあえず騙されてやったのか、意図を持ってやったのかは一旦置いておいても、もしこの近衛上奏文が表に出てしまうと、「ある勢力」にとっては非常に都合が悪いというのは事実なのです。

なぜなら、近衛は自身が無実だというアリバイを作るために、「ある勢力が日米戦争を策謀した」と述べてしまっているからです。しかし、そんな最中、都合よく近衛が自殺したため、近衛は東京裁判に出廷することなく、また近衛上奏文も裁判の証拠として提出されることはありませんでした。

ですが、天皇陛下に自分は騙されただけだと嘘までついて自分の罪を逃れようとした近衛文麿が、身の潔白を主張する前に自殺するとは不可解ではありませんか?近衛の自殺は「ある勢力」にとって非常に幸運でした。これが本当に自殺なのだとしたらですが、、