1703年、京都。仇討ちに燃える赤穂浪士たちの士気が高まる一方で、筆頭・大石内蔵助は焦っていた。47名という人数でもって吉良上野介を討つためには、なんとしてもこの士気を失わせたくはなかった。

 しかし、討ち入りには最大の関門があった。それは、仇である吉良邸の警備の厳重さである。吉良は当時「高家」という、最高の権威にあった。江戸幕府に特別に取り立てられていた吉良家は、数々の大名の中でも珍しく、屋敷が江戸城郭内にあったのである。
こうして仇討ちは果たされました。しかし、なにか不思議に思いませんか?あまりにも事がうまく行きすぎているのです。

 なぜ、吉良邸は絶妙なタイミングで、わざわざ江戸城郭内から移転したのでしょうか?吉良邸が移った先の本所はまさに「さあ討ち入ってくれ」と言わんばかりの立地です。これは、歴史学者にとって最大の謎でした。

実は、「忠臣蔵」の物語には、赤穂浪士の討ち入りを操った、ある黒幕がいたのです・・・

「忠臣蔵」に隠された不可解な謎

『事実を元に日本経済の真実を暴く』

三橋貴明は、事実やデータにもとづく分析に定評があります。 かつて日本が輸出依存国だと言われていた頃、数値を根拠に「日本は内需中心の国だ」ということを証明。それによって経済産業省も「日本は輸出依存国ではない」という発表を行いました。 事実やデータをもとにした分析は、経済の知識がない素人が聞いてもわかりやすく人気があることから、三橋貴明への出版の依頼は止むことがありません。 一般の著者が、年に1冊本を出せばいいところ、三橋貴明は毎年10冊近い執筆を続けてきました。(合計100冊を超えています) その手腕は政府も認めていて、与党幹部へのレクチャーを行うこともあります。

経世論研究所所長

三橋貴明

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日本経済のカラクリ第6弾

「バブル崩壊のカラクリ」

申込み特典

講座の書き起こしレポート

・本講義「バブル崩壊のカラクリ」約180分

・講座の書き起こしレポート PDF形式

日本は過去、20年間以上も長きに渡り、デフレーションという病に苦しめられてきました。結果、1996年からほとんど経済成長していないという恐るべき事態を招いています。「日本は成熟国だから成長しなくて当たり前じゃないか」という意見もあります。しかし、先進国の代表であるアメリカ・イギリスは順調に成長しています。また、欧州の劣等生であるフランス・イタリア・ドイツですら、40%以上成長しています。「成熟国だから成長できない」わけではなく、単に「経済を成長させることに失敗」してきたのです。結果、国民はどんどんと貧しくなり、明日への希望を失いつつあります。

「日本経済のカラクリ」とは何か?

そして今なら特典として、「GHQが消した日本の英雄 - 乃木稀典」をお楽しみ頂けます。通常は非売品ですので、ご購入して頂くことはできません。しかし、今だけ特別に、歴史講座「幕末・明治維新・日清日露戦争」をご購入頂いた方に差し上げます。合計1時間43分の動画となっており、その気になる内容は...

 

今だけの特典付き

講義1 「近代日本の夜明けと乃木希典」

講義2 「西郷隆盛 vs. 乃木稀典」

講義3 「放蕩・ドイツ留学・日清戦争」

講義4 「日露戦争」

講義5 「武士道・水師営・学習院」

講義6 「自刃の真相」

講義7 「乃木将軍の世界的名声」

講義8 「乃木夫妻の殉死」

郭内にあった吉良邸のすぐ近くには北町奉行所がある。北町奉行は、司法、行政、裁判所、検察、警察、刑務所、消防などをつかさどる強力な武装機構であった。

さらに吉良邸の呉服橋門から八丁堀にかけては町奉行の与力、同心の住居屋敷が展開。その数は幕末には約7000人余りと言われ、治安警備関係者の根城となっていた。

赤穂浪士がいくら事前に準備しても、江戸城郭内の吉良邸への討ち入りなど決してできない。それは幕府警備機構の面目にかけて許されない。

 そんなとき、江戸から信じられないニュースが舞い込んだ。なんと吉良邸が隅田川を越えた倉庫街の本所へ“偶然”移転したというのである。倉庫街はいつの時代も薄暗くて人目がない。赤穂浪士にとってまさに絶好のタイミングであった。

 1703年7月、浅野内匠頭の切腹から耐え忍ぶこと1年半。ついに大石内蔵助は京都の円山会議で吉良討ち入りを宣した。その後、9月から10月にかけ47名の浪士たちは三々五々、江戸に潜入。

 そして1703年12月14日未明、赤穂浪士たちは吉良邸に討ち入り、ついに吉良上野介の首を取った・・・
世界中の人々は川の水を巡って争いを続けてきました。誰かが川から取水すれば、他の者の水量は確実に減ります。ある地区を洪水が襲えば、それ以外の地域は洪水から免れます。これは極めて単純な原則です。単純な原則だからこそ、世界中の川でこの原則は貫かれてきました。

 川筋では必ず優劣関係が形成されていきます。最も一般的で根強い優劣は、その川に先に住み着いたものの優先権でした。後から入り込んできた者は必ず劣位になります。優位の者は川の水を優先的に使い、洪水を受けないように対策を打つ。劣位の者は、取水したり治水工事をしたりするにも、優位者の了解がなければできない。優位な者はさらに豊かになり格差は広がっていく。この優劣関係は何十年間、何百年間も覆ることはありません。

矢作川を巡る争い

その優劣関係がこの矢作川でも厳然と存在していました。何百年間もの長い間、吉良家は矢作川の圧倒的な優位者だったのです。当然、吉良領地の直上流部で甘んじていた劣位者は吉良家を疎ましく、邪魔な存在だと思っていました。

 ・・・実は彼らの一族こそが、忠臣蔵の黒幕の正体です。劣位者として虐げられてきた彼らには、吉良家を潰したいと思う十分な動機がありました・・・
しかし、吉良家はそう簡単に潰せません。徳川幕府から「筆頭の高家」という特別な職を与えられており、屋敷は江戸城郭の中にありました。しかも吉良家は、征夷大将軍の任命に必要な、朝廷の許可を得るための大事な仲介役を務めるほどの権威でした。まさに隙のない吉良家・・・。
出典:矢作古川と矢作川「吉良の歴史」吉良町 
ところが1701年、江戸市中に衝撃が走りました。殿中、松の廊下で浅野内匠頭が吉良上野介に切りつけ負傷させたのです。高家に対して刃傷沙汰をした浅野家はお家取り潰し、浅野内匠頭は切腹という裁定が下されました。しかし、その後浅野家の家臣たち、赤穂浪士に不穏な動きがあるというニュースがもたらされました。

 これは吉良家を潰したい、かの一族にとっては千載一遇のチャンスでした。件の黒幕はこの期を捉え、赤穂浪士を手助けして利用することにしたのです・・・。

 彼らが仕組んだこと。それは、、、吉良邸の本所への移転でした。「筆頭の高家」とされている吉良邸移転を可能にするほどの権力者、、、そう、その正体こそが「徳川幕府」だったのです。

「忠臣蔵」の黒幕の正体

徳川家こそ、愛知県・矢作川の劣位者だったのです。優位者である吉良家が川を利用して、自分たちの農地だけをどんどん開拓して豊かになっていく中、、、徳川家は数百年もの間じっと指をくわえて見つめるしかありませんでした。

 ところが、途方も無いことがこの矢作川で起こってしまいました。矢作川の劣位者だった徳川家康が天下を取ってしまったのです。これで吉良家を潰せる、長年の雪辱を晴らせる。徳川家一族はそう思ったことでしょう。しかし、家康はそうしませんでした。

 圧倒的な強者になった家康は吉良家を完全に潰したくてもできませんでした。逆に家康は吉良家を「筆頭の高家」として特別な職で処遇しています。一体どういうことなのでしょうか・・・?

 1600年、関ヶ原の戦いで徳川家康は天下を取りました。ただしいくら武力で天下を抑えても朝廷の意がなければ征夷大将軍に任命されません。朝廷の意をどうやって引き出していくのか。その朝廷の意を引き出すことが家康にとって最重要事項となりました。・・・その朝廷に何百年も仕え、近しくしていた武家一族がいました。それこそが吉良家です。その吉良家が朝廷と徳川家の仲介をし、家康の望みを実現していくことになったのです。

 他の大名にとっては、吉良家は単なる名家で敬意を払っていればいいだけの存在でした。ところが、徳川家にとって吉良家は単に名家なだけではありませんでした。徳川家は、徳川家存続のために吉良家を必要としてしまったのです。江戸城内で、吉良家は朝廷の権威に寄り添う優位者となったのでした。

圧倒的な権力者になった徳川家は、吉良家に屈折した感情を抱くことになりました。矢作川での長年の劣等意識がそのまま江戸城に持ち込まれたのです。しかも、将軍が変わるたびに毎回吉良家が朝廷との仲介をしていました。権威の吉良家と権力の徳川家との厄介で複雑な関係は、2代将軍の秀忠、3代家光、4代家綱、5代綱吉と100年間も続いていきました。

 そんなとき、赤穂浪士に不穏な動きがあるというニュースが徳川幕府にもたらされました。

 「徳川幕府、いや徳川家にとって千載一遇のチャンスが巡ってきた。これを最大限に利用してあの吉良家を抹殺する。浅野が悪いのか、吉良が悪いのかはどうでも良い。ともかくあの矢作川で舐めてきた辛酸、江戸城内での100年間の屈辱を晴らす。もう二度と徳川家より上に立つ武家の存在を許さない。」

 吉良を討つという赤穂浪士への見えざる支援は当然の方針となりました。吉良邸の移転です。これまで手の出せなかった吉良家を白昼堂々と潰す口実を徳川幕府は手に入れたのでした・・・

矢作川の屈辱と江戸時代屈折の100年

まだあなたは、江戸幕府が赤穂浪士の討ち入りを手助けしたという事実は信じられないかもしれません。ですが興味深い話があります。

 赤穂浪士四十七士は吉良家討ち入りを果たした後、幕府により切腹を命ぜられ、遺体は東京・高輪の泉岳寺に葬られました。現在でも赤穂浪士の墓があり、祀られています。・・・その泉岳寺こそ、徳川家康が創立した江戸で唯一の寺なのです。

 「四十七士の討ち入りは、幕府の威信を損ない、天下の平穏を乱した。そのため、彼らは取り調べの後、全員切腹させられ、その日のうちに埋葬された。当時、四十七士は間違いなく重大な犯罪者たちであった。」

 世間の通説ではそのようになっています。しかし、その犯罪者が埋葬された寺こそが、家康が創立した寺だったのです。これは徳川幕府の積極的な同意があった何よりの証拠です。でなければわざわざ狭い泉岳寺に四十七士がまとまって埋葬されることなど考えられないでしょう・・・

赤穂浪士の遺体が眠る泉岳寺の真実

講義5 バブルが必ず迎える限界"ミンスキーの瞬間" 〜詐欺師チャールズ・ポンジに悪用された金融商法

講義6 ニュートン”人々の狂気までは計算できなかった…” 〜主婦たちを魅了した1億円の球根の末路

講義4 バランスシートが分かればギャンブルが分かる 〜土地の坪単価が5倍になる投機のカラクリ

講義9 フィッシャー教授の美しい数式 〜借金してまで実証した経済学の致命的な欠陥

講義10 ホリエモンのビットコインへの誤解 〜仮想通貨が本物のお金に慣れないたった1つの理由

講義8 エリザベス女王のお叱り 〜”経済学者はなぜリーマンショックを予想できなかったの?”

講義12 土地価格を5年で2.5倍にした真犯人 〜米国が仕掛けたプラザ合意と踊らされた日本国民

講義13 山一証券の破産と噛み合った4つの歯車 〜それでも日本は順調に経済成長していた?

講義11 日本人の9割が説明できない”生産資産”とは? 〜「土地」「地下資源」「漁場」の共通点

なぜ「日本経済のカラクリ」を売るのか?

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この講座を30日の間に見てみて、もし「期待と違ったな」と思われたなら、講座提供から30日以内であれば、どんな理由であろうと注文を取り消すことができます。https://dpub.to/cancel_kkp
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第2章

チューリップバブル、南海バブル、暗黒の木曜日

なぜバブルは20年周期で繰り返されるのか?

主流派経済学の台頭と膨張する人類の欲望

バブルを加速させた経済学の大罪

第3章

ベールに包まれた91年株価大暴落と21世紀の日本

バブル崩壊に覆い隠された真の経済問題の正体

第4章

このような講座を売ると、少なからず「商売なのか」と言われる事があります。答えはもちろん商売です。と言うよりもあえて「ビジネスにしています」なぜか?理由は簡単です。どのような事も慈善活動では社会に大きなインパクトを与える事はできないからです。いま社会を動かしているのは明らかに経済であり、つまり主体は商売、ビジネスです。

『慈善活動では何も変わりません』

「ビジネスによって得た利益を広告に投じることで、さらに多くの人に正しい知識を広めることができる」とわれわれは信じています。さらに、そこで生まれた利益が情報発信のエンジンとなるのです。例えば、講座を無料でYouTubeに公開することもできますが、それではより多くの人に情報を届けることができません。しかも、そのような無料のコンテンツが社会を変えた例がいくつ存在するでしょうか?

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「日本経済のカラクリ第6弾『バブル崩壊のカラクリ』」を受講いただくには、通常、39,800円(税別)の受講料を頂いています。ですが、講座の配信が11月下旬以降になることと、いつも私たちの活動を応援してくれているあなたに感謝の意味を込めて、特別におよそ60%OFF15,800円(税別)でお申込みいただけます。

さて、あなたの前には2つの選択肢があります…

1つは、今までと何も変わらない人生を過ごすこと…

もちろん、この「経済成長のカラクリ〜日本を救うMMT VS 日本を滅ぼす主流派経済学 経済のパラダイムが変わる時」を学ばなくても、あなたは今まで通り何不自由無い日常生活を送ることはできるでしょう...

ある意味、このような講座を学ばずにいたほうが、日本の悲惨な状況を知ることがないので、心穏やかに暮らせるかもしれません。その方が幸せだ、という考え方の人もいるでしょう。

しかし、このページを読んでいるあなたは、そのようなタイプの方ではないかと思います。

世の中で起きていること、その本質までをしっかりと理解し、自らが取るべき選択、先人たちに恥じぬ行動をとっていきたいと思っている...そんな方ではないでしょうか?

ぜひ、「経済成長のカラクリ〜日本を救うMMT VS 日本を滅ぼす主流派経済学 経済のパラダイムが変わる時」を学び、今の日本への処方箋を、私たちと一緒に考えていきましょう。

お申し込みは簡単です。
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本ページ公開期限:10/29(火)まで...

なぜ日本は経済成長することができていないか?それは、経済に関するウソ・欺瞞が溢れており、誤った経済政策ばかりを行っているからです。「国の借金で破綻する」「公共投資のやり過ぎで破綻する」「消費増税しなければ破綻する」「少子高齢化で成長できない」...これらは、日本に蔓延るウソ・欺瞞のほんの一部です。実際、事実・データを分析すると、上記のウソが間違っていることは明らかですし、これらのウソを元にした政策は、経済に深刻なダメージを与え続けてきました。三橋貴明はこれらの真実を書籍・講演・各種メディアへの出演を通じて伝え、警鐘を鳴らし続けてきました。

今、日本は危機的な状況にあります...

常に警鐘を鳴らし続けてきた三橋貴明...

そのおかげもあり、日本に正しい経済の知識が浸透しつつあります。しかし、ウソ・欺瞞を垂れ流し続ける財務省やマスコミの力は強く、いまだ日本経済を回復させることができていません。このままでは、先人たちが守り抜いてきた豊かな日本を、私たちの世代で終わらせてしまいかねません。そこで、この長きにわたる戦いに終止符を打つべく、日本を衰退させるウソ・欺瞞を根本から打破するため新たな講座を制作することにしました...。それが、『日本経済のカラクリ』シリーズです。

日本を衰退させるウソ、欺瞞を全て打破する...

それに、何年間も三橋貴明が言論活動を続けてこれたのも、やはりビジネスのおかげです。メディアへの出演、書籍の出版、全国各地での講演などで活動資金を得ることができたからこそ、ずっと言論活動を継続できています。いくら「日本のため」という志があったところで、資金がなければどうすることもできません。

私たちは、講座を売ることによって、三橋貴明の言論活動を支援し、一人でも多くの国民に正しい知識を届けるという信念のもと活動しています。

通常価格 39,800円(税別)

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「財政破綻」「国債破綻」

は起こるのか?

ギリシャ・ロシア・アルゼンチンが破綻したカラクリ

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誰が何のために「消費増税」を推し進めるのか?

忍び寄るグローバリストの魔の手

講義7 大富豪の錯覚とガルブレイスの予言書 〜人類の欲望はもう収まらない

” なぜ、リーマンショックを

予想できなかったの? ”

エリザベス女王の質問で暴かれた経済学者の悪行

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フィリップス曲線、貨幣数量説、物価指数、無差別曲線、フィッシャー方程式…

現代の経済学に数々の公式を贈り、輝かしい業績を残した米国の経済学者、フィッシャー教授。

フィッシャー教授は生来、天才的な数学の才能を持ち合わせ、イェール大学初の経済学博士号を取得。1898年に同大学教授となりました。

その後はアメリカ経済学会会長を務め、経済学の最高権威としてその名を轟かせました。

第1章

人類を狂わせ始めた“バブル“の正体

国家の介入を禁じられた経済市場の誕生

講義1 日本銀行を困らせる金融経済という魔物 〜制御不能のインフレスパイラルの正体

講義2 不発に終わった黒田バズーカ 〜東京証券取引所が強欲な外国人投資家で溢れかえっただけ?

講義3 貨幣の2つの行き先”投資”と”投機" 〜市中銀行の意向と借り手の気分で揺れ動く投機市場

講座へ申し込んだ方への限定プレゼント

テキスト講座

「バブル崩壊のカラクリ」

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※11月下旬以降お届け予定

さらに今回、講座へお申込み頂いた方には、講座の書き起こしレポートを無料でプレゼントします。

本講座は映像講義ですが、その全てをテキストに書き起こしたPDF形式のレポートをプレゼントします。

映像と合わせてこちらの書き起こしレポートで学ぶことで、効率よく学習することができます。

人類を狂わせ始めた“バブル“の正体

国家の介入を禁じられた経済市場の誕生

チューリップバブル、南海バブル、暗黒の木曜日

なぜバブルは20年周期で繰り返されるのか?

主流派経済学の台頭と膨張する人類の欲望

バブルを加速させた経済学の大罪

ベールに包まれた91年株価大暴落と21世紀の日本

バブル崩壊に覆い隠された真の経済問題の正体

” なぜ、リーマンショックを

予想できなかったの? ”

講義14 金融バブルに終止符を打った大蔵省官僚の誤算 〜日本だけが今なおデフレに苦しむカラクリ

世界を大不況に陥れたリーマンショック。

その裏側には、呆然と立ち尽くす優秀なエリート経済学者たち

なぜ経済学者は、「バブル崩壊」を予想できなかったのか?

それは、経済学界の世界的権威、アーヴィング・フィッシャー教授が自ら起こした”ある行動”を見れば、明らかになります…

そして、この”ある行動”によって、経済学がいかに間違っている学問なのか、それがいかに人々を苦しませたかが判明します…

1920年代のアメリカは、第一次世界大戦の大特需によって急激な経済成長を達成。国民の誰もが黄金の時代を謳歌していました。

世界経済の中心はニューヨークのウォール街へと移り、アメリカは世界最大の債権国に成長。

ダウ平均株価は6年間上昇を続け、当初の5倍になり、1929年9月3日に最高値381.17をつけたところで、フィッシャー教授はこう予言します。

「株価は恒久的に高い高原のようなものに到達した。株価はさらに上昇する」

経済学の最高権威の一言に、アメリカ国民は株の売買を加速させ、株式市場はさらに膨らみました。

ところが悲劇は突然訪れました。

ゼネラルモーターズ株の値下がりを皮切りに全銘柄に売り注文が殺到し、バブルが弾けました

株価は大暴落し、ニューヨーク証券取引所はパニックに陥りました。

このバブル崩壊によって、自らも投資していたフィッシャー教授は財産を失いました。そして、自宅を大学に買い取らせて賃貸住宅でひっそり暮らすことになります。
もちろん、アメリカ経済界からの名声も失いました。

フィッシャー教授は、膨らみすぎたバブルの崩壊を予想できなかっただけではありませんでした…

教授の予言が、多くのアメリカ人を投機へと走らせ、バブルをさらに加速させました。

もちろんバブル崩壊によって、人々の財産が一瞬で吹き飛んだのはあなたもご存知の通りでしょう。

財産でことが終わればよかったのですが、中には膨大な借金を抱えた人もいました。

ハドソン川から引き上げられるのは株の仲買人の死体。2,000を越える銀行の破綻。相次ぐ企業の倒産。都市部での失業者は2人に1人を記録しています。

3年間でGDPは51%下落し、アメリカ経済はどん底に突き進みました。

公園は職や住む場所を失った人で溢れかえり、ボロきれを纏い、新聞紙とダンボールを靴代わりにし、ダンボールで作った小屋の中で暮らす生活が待っていました。

このアメリカに端を発した経済ショックは世界恐慌に発展し、世界各国の経済を混乱させることになります…

「暗黒の木曜日」を予測できなかったフィッシャー教授

いったいなぜ、経済学の世界的権威であるはずのフィッシャー教授は、株の予測を間違えてしまったのでしょうか?
そして、それに次ぐバブル崩壊も予測できなったのでしょうか?

問題は、彼が専門としていた経済学にあります。
フィッシャー教授は、経済学の世界で数々の功績を残していました。
その功績が仇となったのでしょうか?
彼は経済学を使って、経済の全てを予測できると思っていたのでしょう。
つまり、株の値動きすらも、手に取るようにわかると勘違いしていました。

でも、ちょっと考えてみたら、それがいかに滑稽なことかお分かりになると思います。

そもそも株の値段は、人々の「期待」という極めてあいまいなものによって変動します。

・この株なら、きっと値上がりする"はずだ"...
・この株なら、将来2倍に膨らむ"かもしれない"...
・この株なら、かならずや利益を生んでくれる"だろう"...


そんなあやふやな期待で、株価は動いているのです。
なぜそれを予測することが可能なのでしょうか?
ふつうに考えたら、不可能ではないでしょうか?
実際、将来、株価が上がると思い込み、そこに資産を投じたフィッシャーは、ものの見事にしっぺ返しを食らっています。

もちろん、彼個人が損をしただけなら笑い話で済むでしょう。
しかし、彼の罪の重いところは、経済学の権威として特定の株の値上がりを宣言したところです。
いったいどれほどの無知な市民たちが、彼の言うことを信じ、被害を被ったのか計り知れません...

このフィッシャー教授の件が教訓となり、「経済学では株価の変動は予測不能、もちろんバブルだって予測不能」という認識が世に広まれば、まだ良かったかもしれません。
しかし、フィッシャー教授を始めとする経済学者たちは、なんとこの問題を覆い隠すことにしたのです。

MV=PT

r=i- π

√(Pl×Pp)

それによって、なにがもたらされたか?
あなたもご存知の通り、何度も悲劇は繰り返されました
1989年のバブル崩壊、ITバブル、リーマンショック、ビットコインバブル…
膨らんでは消えるその怪物は、多くの人々、企業、国家を奈落の底に叩き落としました。


もし、バブルという現象を完全に無視する経済学者たちが国の中枢に居続ければ、このような事態は一向に止むことはないでしょう。
バブルがいかに生まれ、弾けるのか、そのカラクリが覆い隠されたままでは、厚顔無恥な経済学者たちの暴走に歯止めが利きません


彼らの暴走を止め、悲劇が繰り返されるのを止めるために...
まずは私たち一人ひとりが、しっかりとバブル崩壊のカラクリを知る必要があると思いませんか?

しかし、一般の経済学者が書いた本、それを元に報道するテレビや新聞からは、バブル崩壊の真のカラクリを知ることは難しい…
そこで今回、事実やデータを元にしたバブルについての解説を一つにまとめました。


それが、「バブル崩壊のカラクリ〜実体経済と無関係にのたうち回る怪物の正体と経済学者たちのウソ」です。

そして、いそいそとそれっぽい理論や数式をつくり上げ、あたかも「自分たちは経済の動向を完全に予測できますよ」というツラをし、経済界におけるポジションを守り抜くことに腐心しました。

結果、彼らは各国の政府中枢に居座り続け、間違った経済理論を垂れ流すことに成功したのです。


もちろん、バブルについてはノータッチです。
それを防ごうとする動きすらほとんどありません。
むしろ、火に油を注ぐように、バブルを加速させるような理論を平然と振りかざすことすらあります。
(事実、日本の株価を不自然に上げたアベノミクスは、"フィッシャー"方程式をもとに実施されていました。実は、一歩間違えればバブルが起きていたかもしれないとも言われています...不動産のプチバブルなどがその兆候です…)